17時に会社を飛び出し新宿へ向かった。
久々に小安田憲司氏、岡地曙裕氏と3人で飲んだ。
かつて、25年以上前になるが「東京で一番音のでかいブルースバンド」”Little Boy Blue” の盟友である。
当時はみんな20歳代前半、ある意味怖いものなしだったし、毎日が楽しかった。懐かしい話題は次から次へと沸いてくる。
今日4人揃っていれば、もう一度ライブやるか!なんて話しになったかも・・・。

天気予報が外れて雪は降らなかったが、いささか日本酒を飲みすぎて暖かい帰りの電車の中で座ってしまったものだから、少々寝過ごしてしまった。
そして、帰り道はやはり寒かった。

本日、”Little Boy Blue” 封印。

james carr - love attack高校生だった頃、阿佐ヶ谷の “Cadillac Baby” というブルースのレコードを聴かせてくれるお店に、学校を途中で抜け出しよく通っていた。
このお店のことはまたいつか詳しく書きたいと思うが、現在もオーナーが代わり “Cheker Board”(チェッカー・ボード)という名前でブルースのお店を続けているようだ。30年以上同じ場所でブルースが聴けるなんて凄い話かもしれない。

当時13時開店から9時間くらいカウンターに座り続け、ひたすらレコードを聴きまくるという、ある意味「お金が落ちない」客であったが、こちらとすればこういう場所じゃなきゃブルースが聴けないわけで、いくらニューミュージック・マガジン誌やザ・ブルース誌を読んでも、チャーリー・パットンがどんな声なのか、マット・マーフィがどんなギターを弾くのか、知る由もなかった。
そんな私に業を煮やしたマスターのヤッさんが、「伊藤くんさ、コレ聴いて何にも感じなかったらもう来なくていいよ」と投げやりに聴かせてくれたのが “O.V.ライト” だった。それまで、ソウルがかかるとマンガを読んでた私の態度にムカついていたんだろう。
で、聴かされたLP ”A NICKEL AND A NAIL AND THE ACE OF SPADES”。まだ、ブルースの「ブ」の字くらいしか入門できていない高校生は、当然の如くKOされ、サザン・ソウルの門も叩いてしまったのであった。
この翌日、同じように学校を抜け出し、吉祥寺の芽瑠璃堂で”Memphis Unlimited” を購入しキャデラックへ直行した私を待っていたのが “James Carr”だった。

な、な、なんて凄い声だ!まだ、オーティスもサム・クックもきちんと聴いていない高校生はコレクターズ・アイテム・ナンバーワンのソウルにぶっ飛んだ。
幸いにして、そのすぐ後に 日本のマイナー・レーベルの草分け “Vivid Sound” がGOLDWAXの権利を得て、あの1枚ウン万円の “James Carr / You Got My Mind Messed Up” が2300円で購入できることになった。買いましたね。発売日に。
その中でも最高に気に入ったのが、この”Love Attack”。最後フェイドアウトされるのに、ヴォーカルだけがずっと聴こえる。すげぇパワーだ。

いまでこそ「ヤフオク」に代表されるオークションは周りでも大流行だが、30年前に初めて参加したレコード・オークションでドリルホール盤だがこの曲のシングル盤を手に入れた。
嬉しかったよー!

18
1月

困惑

   Posted by: Masazumi Ito in Everyday I have the Blues (日記の項)

解体中今年の運勢をジョークで占うサイトを試してみたら4枚中3枚が「ニート化」と出た
えっ?リストラされちゃうの?

冗談にならない。去年うちの部署で60名リストラされた。その部は廃部となった。たまたま、私を含めた数人の首はつながったのだが。

今日、去年の夏までいた勤務地のそばまで行ったので寄ってみたら解体中だった。30億円近い金額で売却したと聞いたが、壊されている姿を見ると情けない。

で、9月から現在の場所に移ったのだが、ここのワンフロアの顧客が今月いっぱいで出て行くらしい。そこのフロアにいる者は落胆。心の中で、去年のリストラ渦を思い出しているようだ。

前回と今回の騒動に関わっている責任ある者が実はまだ会社に残っている。
今回も体よく責任を回避するんだろう。
この会社は、一般常識が通らないらしい。

さっき、バンド時代によく一緒に飲んだ「さぶろう」と20年振りくらいに電話で話した。

いやぁ〜、懐かしい!

だけど、なんで「さぶろう」ってニックネームなんだったっけ?
本名は「O田H美」という、いちおうは女性である。今は幸せに結婚して「Y口H美」さん。

よく、岡地曙裕氏と3人で朝まで飲んだよな。
けっこうハスキーボイスで、けっこう声がうるさい。

久しぶりに話したが、相変わらずうるさかった。
相変わらず、たたみ込むように喋りまくり、耳がキンキンしてる。

ははは、
今度、みんなで飲もうという話になった。
酒飲むと相変わらずうるさいんだろうなぁ。

楽しみだ。

memphis slim - guitar cha cha cha最近とんとレコードを聴く機会が減ってしまった。
以前は、特製のレコード棚に詰まったLP達がリヴィングにどーんと幅を利かせていたのだが、どうも家族にとっては無用の産物らしく、3年ほど前に引越したときに私のタバコ部屋に移動させられた。
レコード棚も処分して、作り付けの棚を壁一面に作ってもらったのだが、子供が大きくなってきたために6畳だった私の部屋は半分の大きさにされてしまった。
まぁ、ふだんは仕事に行ってるので部屋でくつろぐ暇なんてないから、レコードをターンテーブルに載せる機会は殆どなくなった。最近はNG’sの工藤ちゃんがブルースのCDをバリバリに購入しているので、それを借りて通勤途中に聴いているくらいだ。

昨日の休日に、奥のほうにしまってあったシングル盤の箱を久々に開けた。そうそう、サントリーオールドの箱を切ると、ちょうどシングル盤を入れるのにいい大きさなんだよな。そのままの格好で出てきた。
なんか懐かしくて思わず写真に撮ってしまった。
そうそう、ネタのない日のブログねたに使おうと思って。

で、第1弾ですね。
メンフィス・スリムのVeeJay盤。メンフィス・スリムと言えばマット・ギター・マーフィ。そしてVeeJayの名盤”The Gate Of Horn” 。
これは、あの名盤に収録されなかった曲。とは言っても、イギリスのチャーリーからリイシューされたLPには入っていたっけ。
あ、ちなみに私は右の紹介文にもあるように、レコード時代で歴史が止まってます。CDになると訳が分からん。ボーナストラックとか入っていたりすると、その1,2曲のために買い直しというたいへん不経済な事態を招いてしまう。だからCDは30枚も持っているかどうか・・・。

ちなみに、このレコードが私のコレクションの中で、たぶん1曲の単価が一番高いレコード。3,000円近くしたと記憶している。
ついでに言うと、今となってはある意味「レコード盤」はすべて貴重なのかもしれないが、すべて「ゴミ」なのかもしれない。
それでも、アナログ盤の良さを捨てることはできないなぁ〜。

14
1月

木川屋さん

   Posted by: Masazumi Ito in Sloppy drunk (酒の項)

山形の地酒専門店、木川屋木川屋さんの宣伝をちょっとしたら、早速お礼のメールがきた。

右下にリンクもしてあります。
限定販売のお酒なんて出たら、すぐ紹介されます。
見るだけでも品数豊富で、日本酒好きにはたまらないサイトです。

日本酒といえば新潟が有名ですが(私も〆張鶴なんか大好きです)、山形のお酒もかなりいいですよ。
お奨めの「栄光富士」以外にも個人的には「初孫」や「出羽桜」なんて最高ですね。

本日は写真が無く、ちょっと淋しい投稿。

私がやっているオヤジ・バンド “BOOKER O. & THE NG’s” も、もう少しで結成1年だ。この日は本年お初のスタジオ入り。
10月からハープ吹きの工藤ちゃんが加入してから、リハの日が雨に祟られることが多い。傘さしてギター担いで歩くのも辛いもんだ。
彼は「NG’sの雨男」の称号を与えられている。風貌は「テルテル坊主」なんだが・・・・・。

このバンド、オヤジバンドには間違いないが、結構まじめにやっている。
バンドブログ作ったり、強制的にライブをやったり、もう後戻りできない環境を作っている。

そもそも、オールマン・ブラザース・バンドあたりが接点で始めたバンドなのだが、最近ブルース色の濃い選曲が増え始め、私の謀略ではないかとバレつつある状況である。

本年初リハということは、当然のごとく新年会も開催。というか、毎回スタジオの後は「反省会」と称して代々木駅前の「つちや」で飲むので、最初の乾杯が「今年もヨロシク〜」になっただけである。
そして、話の内容と言うのは変わりばえもしない「ヤフオク談義」。しかしながら、”巨匠”大江先生の「ヤフオク・ベース鑑定」はちょっとしたもの。
携帯でネット接続し、いろいろな出品されたベースを次々と鑑定する。
「うん、これは状態がいいね。あ、このロゴは70年代前半だね。いや、ペグがオリジナルじゃないなぁ。まぁ1万5千円ってとこかな」などなど、次から次へと予想落札額を推定する。すばらしい特技だ。
今まで、いろいろと痛い目に遭いながら培った能力と見た。

いやいや、人間どこに才能が隠れているかわからんものである。この勢いで、ばっちりベースの練習もしてもらいたいものだが、暇になるとついつい配線の半田付けにいそしむ癖は直らないようだ。

結構バッチリ飲んだ翌日の出勤は、非常に厳しいものである。
ほどほどの酒量にと思っても、やはり思いっきり飲む。
私はこれが直らない。