カテゴリー「Phonograph Blues(レコード,CD,DVD,映像等の項)」への投稿

昨夜、最近お気に入りの AiGoz (アイゴーズ)のライブを楽しんだ。
最近では一番観に行っているバンドに間違いない。
ブルースじゃない。
ソウルでもR&Bでもない。

ロックだっ!!!

でもね、良いのですよ。
メンツは
春日”ハチ”博文さん、カルメン・マキ&OZのレジェンドギタリスト。
私が中高生の頃の日本のロック3大ギタリストは、竹田和夫、森園勝敏、そしてハチさんだったなぁ。
ちなみに初めて見たのは1975年5月、高校1年の時に武道館、グランドファンクのオープニングアクトで。
7月は後楽園球場のワールドロックフェスティバルだったなぁ。
ベースは子供バンドのたぶん最後のベーシスト、勝誠二さん。
ドラムは無茶苦茶いろんなところで叩いている丹菊正和さん。
あ、ドラマーじゃないか。
SPICY BEAT PERCUSSION というらしい。
この3人、各個人が超スーパープレイヤーなので、いわゆるインタープレイが格好いい。
次に何が出てくるか分からない楽しみがあると同時に、やっぱり昔のロックを感じるところが良い。
そして全員歌がうまい!
勝手に「魅惑のコーラスグループ」と私は呼んでる(笑)

と、今日の本題は、そこではない。
たまたまアイゴーズが演奏した曲について。
「ディープパープルを演ります!!」と言って始まった曲は
Wring That Neck (我々の世代は”Hard Road”だったね。いつからかタイトルが替わってる) というインストだ。
まぁ、正直言ってパープルは好きでもなかったし、一生懸命聞いてもいない。
だけど、中高生の頃周りの皆はバカみたいに聞いてたので、自然と記憶にある。
でもね、この曲はパクリなのよ。
たぶん高校の時に買った日本キングから出ていたオムニバス3種のうちの1枚。
凄いサブタイトルは「ブルース・その源流のさすらい人」、誰が考えたのかね、恥ずかしいわ。
あの時代に、南部の思いっきりマイナーなレーベルのシングル盤集めて作った3種。
渋すぎ!
その第3週「Stretchin’ Out」、しかもLPのタイトルにもなったその曲は、Don Sugarcane Harrisの名インストだ!
この人、珍しくバイオリニストなのです。
そして、Don & DeweyのDonの方です。
Don & Deweyと言えば、スペシャルティ・レーベルのR&Bデュオで、 “I’m Leaving It Up to You” とか”Justine”, “Koko Joe”とかで有名。
Stretchin’ outは1959年に録音され、実際にシングルで発売されたのは1962年らしい。
Donのかっこいいエレクトリック・バイオリンにデューイの華麗なオルガン。
めっちゃ気に入ったのだけど、実はこの時パープルの盗作物は知らなかった。
普通は逆なんだろうけどね。
このドンさんですが、その後フランク・ザッパのマザーズ・オブ・インヴェンションに参加したり、けっこうな枚数のソロアルバムも残してるみたいだ。

で、問題のその曲は1968年にディープパープルに見事パクられます。
元曲がかっこいいからねえ、でもここまでそっくりだとバレるって分からないかねぇ??

ちなみに、さらにそれを It’s Beautiful Day がパクるのであります!!!
まあ、この2バンドは遺恨があるらしく、その前にはイッツ・ア・ビューティフル・デイのデビューアルバムに入っている”Bombay Calling”をパープルが盗んで”Child in Time”としてレコーディングしたのだ。
これは、その後にジョン・ロードがはっきりとパクったと語ってる。
その報復が Wring That Neck (Hard Road)だったんでしょうか?
でもね、Beautiful Dayがパクって付けた名前がなんと “Don & Dewey”!!!
「この曲のオリジナルはドン&デューイの曲なんだぜぃ!!」
と言わんばかりの曲名!
It’s A Beautiful Day の勝ち!
Deep Purpleの負け!

でもどっちにしても地味な黒人ブルースマンには印税が入ってこないのね(涙)














先日FACEBOOKを見ていたら、ある友人が “Blues Beatles” なるバンドのyoutubeをシェアしていた。
帰ってPCで見たのだが、これが笑った。
曲は Ticket To Rideなのだが、すっかりブルースのシャッフルに仕上がっている。
ドラムもスネアはシャッフルビートだ!

ところで、ビートルズ・・・・・
実はあまり興味がない。
なんだかんだで耳にすることはあるので、有名な曲はある程度わかる。
(タイトルまでは怪しい)
ビートルズが解散したのが、私が小学校5年生か6年生くらい。
年上の兄弟がいない私としてはリアルタイムで聴くことは殆どなし。
小学校卒業から中学生あたりで、フォーク~ブルースロック~ブルース、という音楽履歴なのでビートルズは全く通らなかったのである。
実はストーンズもちゃんと聴いたのは二十歳くらいからかもしれない。
だから、十代の時に持っていたビートルズとストーンズのレコードは、While my guitar gently weeps (クラプトンのソロが聴きたかった)とGimmie shelter(幻の来日記念盤!)のシングル2枚のみ。

ビートルズ・フリークの方はたくさんいらっしゃると思うので、今までは「あまり好きではないです」というと脅迫状でも届きそうなので「あまり興味がないんです」というところに発言は留めておいた。
いや、確かにビートルズは凄いと思うんですよ。
ただ、趣味の問題。
ブルースなんて面白くないと思ってる人だってたくさんいるでしょ?

で、こんな愚痴を書くのが目的じゃなかった。
最初に戻って “Blues Beatles “。
ホームページは英語じゃないな。

http://www.bluesbeatles.com.br/

ん?ブラジルか?
そういえば、ブラジルのブルース熱は相当なものだという話を最近聞いたな。
最初に書いたけど、ドラマーはちゃんと左手でシャッフル叩いてるし、ほかのメンバーもそれなりにブルースが好きそうな音作り。
もろにエディ・テイラーのフレーズが出てきて思わずニヤリとしてしまう場面も。
まぁ、取りあえず聴いてみてください。

日本でもビートルズ・トリビュートのバンドは、ライブハウスでもそこそこ集客が良いらしい。
狙ってみるか(笑)



Ticket to Ride
出だしのギターで思わず笑った。
わはは、ブルースだわ!



Help
Eddie Taylor になってます(笑)



Yesterday
ぎゃはははは!
これが笑わずにいれますか!
もう原曲が思い浮かばん(笑)


いままで散々人様の映像をのせてまいりました。
が、自分の動画を公開するのは、この長い人生で初めてかも(^_^;)

本年12本もライブを入れてしまった“セクスィー高村 & R-50 BLUES PROJECT”。
恥ずかしながら、ちょっとばかり全世界へ配信させて頂きました(笑)

いやホント、恥ずかしいもんです。
あ、泥酔して演奏してた動画はありません。
念のため・・・・・






最初の3分間は我慢してね~

口パクなれど、きゃわいー!
こんな映像があったのか!!

何とか取れた夏休み。と言っても8月の14,15日だけ。
子供たちも中学、高校となってくれば勝手に遊びに行くわけで、家族サービスなど不要なのが嬉しいような寂しいような。
今日なんて、気づくと誰もいないので、駅のそばまで行ってラーメン食べて、本屋に入って、散歩して帰ってきただけ。
あとは、そうね、YOUTUBEツアーです。

で、ここに来て、延々と書いたブログが消えてしまった。
とりあえず、映像だけのっけます(涙)

本当は二年前に書いたリンガラの話とつなげたかったのに・・・・。



凄いFELA KUTIのライブ映像は1971年頃。



JUJU MUSIC は、私のアフリカの原点。
今時、JUJUというと私の存ぜぬ歌い手さんのことらしいですね・・・・。



このビデオは私も持ってます。
サニー・アデの初来日公演。NHKで放映されたやつですね。



暑い日はこういうのが何故か聴きたくなりますねえ。
さて、同じナイジェリアでも ” HIGHLIFE ” を。
名曲 ” SWEET MOTHER “。
残念ながらプリンス・ニコ (PRINCE NICO MBARGA)の映像はありませんでしたが、彼のバンド”ROCAFIL JAZZ”の映像はありました。
(ニコは1990年代に40代の若さで事故死しています)



これはちょっと涼しくなりますね。
それでは、本家プリンス・ニコの SWEET MOTHER を(AUDIOですが)。


さて今日は誕生日だった。
facebookやらミクシーやらで、随分とお祝いの言葉をいただいてしまった。
誠にありがとうございます。

にも関わらず、あたしゃ皆さんの誕生日に何のコメントもしていない。
実は、見かけによらず結構ズボラなもんで、不公平がないように一切のお祝いコメントをしないようにしているのである。
でも、これだけお祝いの言葉をかけられると、気持ちも揺らいでくるっつうもんだったりします。優柔不断・・・。

今朝の通勤電車の中でメールをチェックすると、最近さまざまな場で泥酔している姿を目撃されている小安田憲司氏より、
「キャンディ・ステイトン、行けなくなってしまった」との報せが。
まあ、普通は誕生日の人には「俺がチケット代ももつからさあ」などというのが一般常識というものであるが、それは置いといてと。

昨日、今日とアーロン・ネヴィルがビルボード公演を行なっている。
本当に見たかったのだが、自動車税やら、固定資産税やら、誕生日のケーキ代やら(当家4名全員5月生まれにつき)、誕生日の寿司代やら、結婚20周年の記念品代やら・・・。
その他モロモロで涙を飲み、キャンディは必ず行くぞ!と心に決めていながら、まだチケットを買っていなかったのだが、小安田氏の自分のライブとダブルブッキングという素晴らしい離れ業で運が回ってきたというわけである。



当日は日曜日。

レコード持っていったらサイン貰えるでしょうか?

youtubeで、最近も”Stand by your man”歌ってる映像があるけど、やはり”How can I put out the flame”を聴きたいものだ。
関係者の皆様、なんとか事前に手を回してくだされ。



本日、会社から帰宅すると中学2年の次女がプレゼントをくれた。
メガネやサングラスを掛ける置物らしい。

彼女は去年もネクタイをくれた。

ムリすんなよ~。
「肩たたき券」とかでいいのにぃ。

でも無茶苦茶嬉しい!!




ちなみに・・・。

私の財布の中には、彼女が小学校低学年の時にくれた「かたたたき券」&「なんでも券(?)」が入っている。

いつか使ってやろう。

いわゆるジャズ・ヴォーカルなるものは、大昔から日本でも多くのファンがいる。
私も好きだが、根がブルース出なもんだから少々曲解しているようで、野卑な泥臭い歌手が好みとなってしまう。
はっきり言って、ジャズファンの皆様が全く聞かれないような、と言うか「こりゃあ、ジャズ・ヴォーカルとは言えんな」とバッサリ切られそうな方面ばかり好んで聴いてきた。
そもそも、キャブ・キャロウェイ(Cab Callway)なんて、ブルース・ブラザースのヒットで日本でも著名になったが(ジャズファン以外の範疇で)、あんなに素晴らしいエンターテーナーは2度と出てこないであろうと私は断言してもいい。

おっと、話がそれてしまったが、そのジャズ・ヴォーカルのなかでも洒落たスキャット・・・・・・
No ! no !! no !!!
やはり、ここはバップボーカルの中でも、思いっきり凄い奴を!


ジョー・キャロル(Joe Carroll)。
知る人は知る、ってところでしょうか。
素晴らしい、スキャット・シンガー。
このレコードは、30年以上前に入手したが、当時すでに廃盤で相当苦労して探した記憶がある(めでたくCD化されているようです)。

裏には、なんと¥1,300円の表記が。
やっぱ、ジャズ界でも廉価盤扱いだったのねぇ・・・・。


その頃、初めて “Stormy Weather” を見た。
四谷あたりの公民館みたいな場所だった記憶がある。
この映画の話題は、2011年9月21日のブログでどうぞ。
この時もジョー・キャロルの話が書かれてあるが、Tramp Band で見事なスキャットを聴かせてくれている。

ギターソロの後に出てきて流れるようなスキャットを聴かせてくれるのがジョーだ。

同じ頃の映像がもう一つ。
これもTramp Bandだ。
名曲、Hit That Jive Jack 。

実は、今週の月曜、いつもの鳥和可へ行くと、やはりジョー・キャロル・ファンである店主、若山氏が教えてくれた。
なんと!ジョー・キャロルのカラー映像!!
1973年のステージ。
ディジー・ガレスピーと一緒にやっていた時からの十八番、”Oo Shoo Be Doo Be” 。舌なめらか。

これは凄いっ!!!

このyutube映像、最近アップされたもの。
消えちゃう前に、ぜひご堪能くだされ。


おまけ

ジョー・キャロルも凄いが、この人も凄い。

ジャケット写真のインパクトではこちらの勝ちか。

バブス・ゴンザレス (Babs Gonzales)!!