一昨日の「スイーツ」ネタは一部の皆様よりたいへん不評を買いましたので、本日はちょっと濃いネタに戻りましょう。

1年半くらい前だったか、旧友小安田憲司氏と相当久々に再会して居酒屋でブルース談義に花を咲かせたときに聞いた話である。
右欄外の私のプロフィールにもあるように、20年ほど音楽界と疎遠な生活であったため「ブルース界の浦島太郎」状態で、そのときも小安田氏にはいろいろな事を教えてもらった。
その中でも、来日ブルースマンの話題で仰天した。

“Carter Brothers” と “Howard Tate” 。
だ、だって、あの頃はカーター・ブラザースはP-Vineが “Jewel” の権利を獲得して、世界初のLPを作った(だよね)ほどで、売れ筋のブルースマンではなかったはず。たぶん、当時の Living Blues誌などにも活動している情報なんてなかったような気がする。ハワード・テイトなんて、消息もわからなかったくらいだ。
来日してたなんて今でも信じられない。

Carter Brothers - Booze in the bottleカーター・ブラザースはロマン・カーターのシャウトするヴォーカルをフューチャーしたハードブルース3兄弟、そして、相当いなたい。
“Booze in the bottle” は彼らの代表作の1つで、購入当時はそれほど入手に苦労するということもなかった。
たしかP-Vineは立て続けにLPを2枚出してくれたと思う。これで、シングル盤に手を出す必要はなくなった。


で、ちょっと Youtube にて検索したら、こ、これはロマン・カーターさんではありませんか!?


You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video


Howard Tate - Ain’t nobody homeハワード・テイトは、なんと言っても “Verve”盤をはじめて聞いたときにKOされた。
小安田氏の話では、この頃のコンプリート盤もその後CDで発売されたようだが、こんなに歌が上手いシンガーも滅多にいない。そして抜群のパワー。
“Ain’t nobody home” は有名な曲なので、聴けば知っている人も多数いるはず。
自宅が火事になり、子供を亡くし自らも重傷を負い、離婚、ヤク中、ホームレス、等々転落の人生から、牧師となり再発見されたというから、ものすごい人生だ。
しかも、カムバック後も衰えることなくステージをこなすなんて。
すごい!サラリーマンやっててギターが弾けなくなった、なんて言ったらぶん殴られる事必至であろう。


ちなみに、ハワード・テイトの最近のステージも Youtube で見る事ができる。


You need to a flashplayer enabled browser to view this YouTube video


残念・・・・来日していたなんて・・・・。見たかった・・・・・。

16
3月

スイーツを食す

   Posted by: Masazumi Ito in Everyday I have the Blues (日記の項)

Sweets sweets本日の休日は、久々に家族全員で吉祥寺へお出かけだ。
お腹を空かせて、目指すは「スイーツ」の店。
似合わないって?しょうがないでしょ、妻に二人の娘。伊藤家では力関係が見事に女系に傾いている。

吉祥寺東急の2本裏通り。実は以前にも行っているので勝手知ったる、といったところ。
30分ほど店の前の椅子に座って待ち、さあ入店。90分食べ放題。
前回は主にパスタ系、ピザ系を食い倒したが、今回はスイーツに挑む!


1皿目今日は朝からパン1個しか食べていない。

えーい!第1弾!

2皿目そして、またもスイーツ!

「お父さん、どうしたの?最初からそんなの食べて大丈夫?」


Ito’s sisters_1みな、パスタやらピザからスタートしている。


3皿目「はっはっはっ!今日はこれでいいのだ!」
と言いつつ、早くもトーンダウン。パスタ作戦へ移る。


4皿目この店はパスタも結構いける。
4皿目だ。


Ito’s sisters_2む!敵は「スイーツ」に作戦変更だな!


5皿目い、いかん、最初に甘いものを2皿も食べたので頭が痛くなってきた。
カレーもけっこういけるぞ。


6皿目そ、そろそろ限界だ・・・。
も、もうケーキはだめだ。
ちょっとマカロニサラダもいってみるか。
6皿目でギブアップ。

ちと、皿が汚い。


7皿目最後はソフトクリームで。


ガチャポンすっかり「スイーツ」を満喫した伊藤一家の休日であった。

腹いっぱいで動けないぞ・・・。
胃散を飲む妻。

そして最後は、1時間もすればすっかり元気になってガチャポンを物色する次女の姿で締めくくり。

今日は、ほのぼの伊藤家の話題でした。

さぁて、昨日の話の続き。
本日、一週間ぶりの休み。午前中は配達されてダンボールに入ったままになっていた、件の「デジタル・レコード・プレイヤー」を開梱、設置である。

で、結果。
ある程度の予想はしていたが・・・・・おもちゃだ。
軽いしコンパクトなのはいいが、やはり格好だけレトロな雰囲気なだけで、造りは完全に今風。
本体に付いている貧弱な2つのスピーカーから出る音は、昔のラジオよりちょっとマシ程度なもんだろう。
まあ、安かったしね、こんなもんだろうな・・・・。

おやおや、外部出力があるじゃないか。
ほうほう、これをプリアンプにつなげば・・・・・。
なぁーんだ、レコードプレイヤーを買い換えたようなもんじゃないですか。
OKOK,じゅうぶんだよ。
うんうん、今までのプレイヤーにCDデッキが付いて、MP3にすぐ落とせるというわけだから合格点でしょう。
USBメモリーに落とすときも、曲間に録音ボタンを2回押すだけで曲の区切りが出来るので楽。これを忘れると、片面全部が1曲の認識になってしまう。

でも、やはりおもちゃっぽい。
すぐに壊れなきゃいいんだが。。。

あ、SPもちゃんと聴けましたよ。 さりげなく、ロウエル・フルソンのSPの写真を・・・。

Lowell Fulson

先日、プリアンプを買い換えた話を書いたが、実はその後にレコードプレイヤー自体に難があることを発見してしまった。
さてさて、どうしたもんかと思いながらも、聴けないことはないのでそのままにしておいたら、妻が「レコードをそのままCDに焼けるプレイヤーとかあるみたいよ」と教えてくれたので、ちょっと調べてみる気になった。デジタル化出来るレコードプレイヤーって結構あった。

かつては携帯音楽プレイヤーなんて興味なかったが、現在の往復4時間にも達しようかという通勤地獄では必需品と思い、2年半ほど前に5GBの携帯MP3プレイヤーを購入した。しかしですよ・・・私の音源はほとんどがアナログのレコードかカセットテープ。これを、 “Sound It” というソフトを使ってPCに取り込むという気の長い作業が発生してしまった。最初のうちはおもしろがっていたが、段々飽きてきて、しかも仕事が忙しくて家にいる時間も少ないんじゃデジタル化作業も一向に進まない。結局、バンドのリハの音を入れて、通勤電車は一人バンド反省会の毎日という様相になってきた。


SCITEC TCU350-SD話がずれたが、とりあえず手っ取り早くレコードをデジタル化する、という命題で買ったのがこれ。サイテック(SCITEC)という会社名も初めて聞いたが、決め手は78回転のSPに対応していること。SPなんて数枚しか持っていないが、聴けない環境にいると「何とか聴きたい!」と思うわがままな性格。いろいろネットで調べつつ、16,000円の最安値でゲット。やっと昨日到着した。
まだ、ダンボールの中で眠っている。次の休みの日に設置しようと思うが、プリアンプ-BETAデッキ-8ミリビデオデッキ-VHSデッキ-レコードプレイヤー、と重なった狭い自室のラックには入るスペースもなく、まずは整理整頓から始める必要がありそう。

このデジタルレコードプレイヤー、何ができるかと言うとLP盤,シングル盤、SP盤の再生はもちろん、CD、ラジオが聞けて(あんまり関係ないか)、SDカードかUSBメモリーにMP3データとして直接落とし込むことが出来る。妙にレトロチックにした外観が安っぽそうに見えていまいちだが、機能が良ければ見た目にはこだわらない性質なので問題なし。

さて、来週から楽しい通勤ライフが満喫できるでしょうか。いや、満員電車は慣れようにも慣れない。

購入したもの : サイテック オールインワンデジタルジュークボックス TCU350-SD

Barrel House お宝コーナー(Precious, Predious)の中に、「グッズ・コーナー」を作った。

どうもガラクタの寄せ集めのようでもある。

でも、意外な一品もあったり。

念のため、覗いてみてください。

12
3月

また怒る

   Posted by: Masazumi Ito in Everyday I have the Blues (日記の項)

全く持って、会社のことになると怒ってばかりだ。

昨夜、労組の後輩である現在の執行部の者から連絡が。
前回怒った件で、その正社員復帰するらしい者を、どうやら管理職として復帰させるという会社の意向である、との情報を伝えてきた。
一瞬、虚しさと諦めの境地になったが、未だ再就職もままならぬかつての同僚達を思い浮かべると、怒りがこみ上げてきた。

現在の部長は先日こう言った
「管理職にすることはない」
ばかやろぉーーーーー!大うそつき!

社長は言った
「みんなの意見を聞いていかねばならないな」
あれから意見に耳を傾けたか?結局、一部の人間達だけで作った都合のいい人事じゃねえかよっ!!

もうひとつ、火に油を注ぐことが。
昨年、年末調整で住宅ローンの控除を受けるために、銀行のローン残高証明を本社へ送った。
添付用紙を付け忘れた私も悪かったが、本社は指摘すらせずに放っておいた。
今回、確定申告で医療費控除を受けようと思い、まともに源泉徴収票を見たら、住宅借入金控除の欄が0円だった。
おいっ!本社!なにやってる!残高証明だけ放置かよっ!

今朝、証明書を取り返しに本社へ寄ったついでに、社長をはじめ各部長に文句を言おうと、まさに殴りこみの勢いで突入したのだが「会議です」だそうだ。
午前中いっぱい待っている時間などないので、すぐに職場へ直行。
なにが会議だよ!悪巧みの会議かぁ?
すっかり勢いが萎えてしまった。

つくづく、やる気を削いでくれる会社になったもんだ。末期症状・・・・・。

先週の月曜から風邪っぽく、一昨日の日曜は半日ほど寝たきり中年の体。
昨日も鼻水が止まらず、同僚から「それ、風邪じゃなくて『花粉症』じゃないですか?」といわれる始末。

そう言えば、年々花粉症患者は増えていると言われ、前の年まで何ともなかった人が突然発症するとも聞く。
ついに来たのか・・・・・。

まさに現代病の代表格にまでなってしまった『花粉症』。
花粉症になっていないと現代人ではないのだろうか、と思われるほどである。

これで私も現在(いま)の人!

今朝起きたら妙に暖かな気候。今日は気温が19度まで上がるらしい。
これで、花粉も飛びまくりだろう。

鼻水は治まっていた。

現代人にはなれなかった。

25年くらい前の話。
数人で京都、奈良へ行った。修学旅行ではない。

いままでの人生の中で、たった一度の体験をした。
本場の吉野杉のスギ花粉にやられたのか、『花粉症』の兆候が。

一緒に行った医者の息子であるベーシスト、松井仁氏が
「これ効くで、けっけっけっ」
と不敵な笑いを浮かべてくれた錠剤。

効いた。確かに効いた。
あっという間に、鼻から目から頭からくる不快な症状は消え去った。

あの薬はいったい何だったんだろう?
その正体はけっきょく闇の中。