カテゴリー「Blues after hours (ライブ後記の項)」への投稿

お盆休みも終わってしまいました。
今年は「山の日」絡めて6連休でありましたが、何があるという訳でもなく。
土曜に墓参りに行きましたが、近場の小平霊園なので、あっという間に終了。
あとは、部屋に籠ってるか、夕方から犬の散歩に行くか、程度のダラ~とした毎日。

ん~、これは堕落するなぁ~
ん?ダラ~?だ、だ、ダラ~?
そ、そうだクダラナでも行くか~っ!!




今年で6回目という福島での「クダラナ庄助祭り」。
長見順ちゃん、岡地曙裕さんたちが毎年やってるイベント。
毎年、行きたいなとは思っていましたが、今年は一念発起で福島弾丸日帰りツアーを決起した次第であります!!

今年のテーマは「KUDARANA BROTHERS」と「岡地還暦」。
そういえば、6月に岡地さんに会った時、「おお、協力してくれ!ブルースブラザースの恰好したミュージシャンの写真を集めてるのだよ」と言われたのですが、要はブルースブラザースみたいに帽子とグラサンして楽器を抱えていればOKとのこと。
町田謙介さんのエレアコ借りて撮ってもらったのだが・・・




意外と近い福島。
実は新幹線を使えば、家から2時間で到着したのでありました。

思えば初福島かも。

58歳にして、人生初の福島駅(笑)




メイン会場は「福島テレサ」というところ。
まだ時間は11時半だ、これはさっさと昼飯を食わねば。
が、ちょうどお盆時期で店はあまり開いてない。
ちょっと歩くと、「鮮」という海鮮居酒屋のランチタイム。
ここで瓶ビールと海鮮丼を。

サッポロビールのラベルが「ふくしまのおもてなし」!!




メイン会場の「福島テレサ」到着。
これは紙製サングラス・・・
ブルースブラザースっていうか、怪傑ゾロ?

とりあえずこれが入場券替わりらしい。
これがあれば、他の会場も入れるんだそうだ。

が、残念ながら他の会場まで行く余裕は無かったのであります。




で、トップバッターはアポロ・チョコ・シアターという郡山のファンク・バンド。
地元ノリで盛り上がっていたので、ちとアウェイ感あり・・・・

つのだひろさんに酷評を貰ったと自慢(?)してましたが、自慢するだけあって(笑)なかなか年季の入った楽しいバンドでした。
ドラマーさんがスタート時間に間に合わなかったのは減点ね(笑)



演奏終わって休憩時間かな?と思ったら、どうも幕間に映画を上映するようだ。
「MOVIE KUDARANA BROTHERS」!
いやぁ、ブルースブラザースの福島版(笑)
かなり笑わせて頂きました!主演のオカーチ・デ・ニーロさん、迷演技!!
かわいしのぶさんの出番後に私と町田謙介氏の例の写真が一瞬というか1秒くらい(笑)スクリーンに映し出されたのでありました~!!



続いての出番は小出斉さん。
出だし、大きな会場に少々ビビった感あり(笑)
が、さすが年の功、気づくと小出ワールドに突入です。
が、ここは荻窪ルースターではありません。
演奏しながらステージから降りてきて、シールドのジャックが緩み突然の無音状態!それも2回も。
やはり大会場ではワイヤレス!もしくは100mのシールドですな。




続いての出演は、夫婦楽団ジキジキ。
ご主人の「世田谷キヨシ」さんは、もちろん「東京おとぼけキャッツ」のギタリスト「キー坊金太」さんであります。

会場は見事に演芸場モードに。
奥様の香子さんも実は素晴らしい音楽家。(元?)
会場に降りてきて「でこピアニカ」の洗礼を受けてしまいましたぁ~




おお!これは珍しい、吾妻光良さんと藤井康一さんのDuo。
ジキジキの後でしたので、こちらも歌謡漫談風のいでたち。

藤井さんは「還暦」のドレスコードで『赤』、吾妻さんは「ブルースブラザース」のドレスコードで『黒』、という衣装。
ちなみに吾妻さんが福島まで持ってきたギターは「300円ギター」(笑)



さて、還暦の主役登場!ちと暗くて見えませんが(笑)岡地さんは赤の衣装。

暑かったようで、途中で脱いでましたが(笑)

梅津和時さんのチビブラスやベースのかわいしのぶさんや、クダラナブラザースバンドは豪華メンバーです。



山川のりをさん登場!

この日はギターパンダではありません。



小峰公子さんは、郡山の出身なんだそうです。



別会場で行われていた「第2回スローバラード選手権」。
審査員の安斎肇さんと叔父さん(笑)

いや、その叔父さんの専門は放射線の先生だそうです!
む、無学ですみません・・・



しりあがり寿さん、登場!
で、唄うは映画『いちご白書』のテーマソング「サークルゲーム」。
嗚呼、懐かしい~。

サークルゲーム、廻る、還暦、というコンセプトのもようです。



最後は吾妻さん再登場で大団円。Dr.kyOnさんもいますねぇ~
吾妻さんがA高校の還暦同窓会で作った「還暦更新ROCK」で〆。
岡地さん用に多少歌詞を代えておりました。

怪しい笠をかぶった素浪人風(笑)は、じょにいさんであります!


17時閉幕。

さてさて、「まちなか広場」の盆踊りでも見て帰るかな。
などと思いながらトイレから出てくると、吾妻さん鉢合せ。

吾「おおおっ!伊藤!な、なにしてる!」
伊「え?一番前に座ってたのに気付かなかったの?」
吾「で、これからどうするんだ?」
伊「いやぁ、盆踊りでも見て帰ろうかと」
吾「うん、大宴会が21時からなんだな、うん、それまで暇なんだな」
ということで、大宴会前の小宴会実施に相成った次第であります。

ま、それまでちと盆踊り観に行くか。




おおおおおっ!

おかちぃ~!!



おおおおおっ!

じゅんちゃ~ん!!

ちなみに私は、こういうところでは必ずフランクフルトと生ビールを買ってしまう性癖があります。



ぼぼぼぼぼ盆踊りだぁ~っ!!



小宴会です。
吾妻さん目論見の¥108餃子の店には振られましたが、第二候補のなぜに福島でジャマイカ居酒屋か・・・。

左から、かわいしのぶさん・藤井康一さん・りえさん(一般人扱い、要モザイク)・吾妻光良さん・小出斉さん・わたし。

こ、これは!ちっとも福島に居るという空気が全くない!!



ワインが来るのを待つ人たち。
ちなみに、残念ながらワイン3本頼んでしまいました。
『大人はワイン2本まで』!!
ごめんなさい。

きゅうりを見つめるかわいしのぶ嬢の視線が妙に嬉しそう(笑)



21時前に解散。
私は何とか新幹線で東京に戻れましたが、もっと呑んでいたらそのまま福島で朝を迎えていたかもしれません。
くわばらくわばら。

おまけ。
コンサート会場で買った「岡地還暦Tシャツ」。
俺って友達甲斐のあるヤツだな。がはははは。

買ったあとにふと考える。

いったい、いつ着たら良いのだろう・・・。


<




先日、岡地曙裕さんの「還暦直前ブルースセッション」を観て参りました。
いやはや、岡地さんとのお付き合いも何だかんだでもう40年近いような気がします。
昔は良く一緒に呑みあるいたものです。
そもそも最初に一緒にやったバンドは、いつの間にか「飲み友達が集まってバンドをやってる」状態でしたから(笑)
その後、岡地さんはブレイクダウン~ボ・ガンボスと、国内でも有数な名ドラマーに。
私は20年も引退してましたが、すっかり腕も衰えた私とここ数年一緒に演らせて頂くことも多々あり、岡地さんの心の広さに感謝であります。




どんと亡き後のボ・ガンボスは”ボガンボローザ”として、たまにステージを行うものの、ブレイクダウンのメンバーとの顔合わせは殆ど無かったはず。
が、今回は「昔、御世話になった方々と」というサブタイトル(いかにも岡地さんの人柄が滲みますねぇ)で、このメンツ。

懐かしいですね。




房之助さんともっちゃんのブレイクダウンコンビです。

森田さんも相当ブランクがあったもようですが、前期高齢者にして復活の兆しが!
先日の私のライブでも、飛入りしてくれましたし。




今回はN原さんのご厚意で整理券番号「2」という凄い順番。
予約だけで80人超えとの話もあり、普通に会社終わってから行ったら、まず立ち見間違いなしでしたね。
が、一番前で観るのもちと恥ずかしいものではあります。
あ、入道さん、岡地アキヒロ、岡地アキラ、との紹介は良いですが、「岡地ヒロアキ」は違います(笑)



アンコールでは、現在の岡地さんの上司(笑)吾妻光良さまの飛入り出演。
さすがの吾妻さんも、このメンバーでは少々小さくなっておりました。
年功序列なんですよね。
ブルース界の悲しい性(笑)
あ、吾妻さん、帰り際に「いとおーっ!帰るぞぉー!!」と、でかい声で叫ばなくてもよいですからね。


終演後、JIROKICHIよりバースデイケーキなんぞ出たりしまして、還暦祝い一色のアフターアワーズ!
っつうか、岡地さん誕生日9月の後半だよね。

すっかり60歳にされてしまった、名ドラマーの一日でありました(笑)

あと2年したら追いつきますので、益々のパワーアップを期待しております!!




先月演奏させて頂いた下北沢の”lown”。
昨日は5周年のイベントがありましたので、お祝いに呑みに行きました。
何回も書いていますが、このお店はボブズ・フィッシュ・マーケットのベーシスト、吉田達二さんのお店です。
吉田さんはこのお店の前には”スウィング・バンブー・スタジオ”というレコーディング&リハスタジオを経営されていました。
ですので、このお店は演者にもお客様にも素晴らしい音を提供して頂けます。
アコースティックライブが主ですが、いちおうドラムセットもありますし、小さ目なサウンドのバンドも問題ありません。
というか、そこそこ音は出てますが(笑)
以下、敬称略ではありますが、下記のような皆さんの演奏がこの日は聴けました。

南正人/中川五郎/OHARU UNITY/eri trio/河村博司+/石井勝彦/迎里計/敦賀隆〜and more…




敦賀隆さんと店主吉田さんのミニ・ボブズ・フィッシュ・マーケット。


そういえば、あの名作が再発されたのをご本人たちは雑誌の情報などで知ったそうです(笑)



この日も元気いっぱい、プロテストソング!
中川五郎さん。




重鎮”ナミさん”こと南正人さん。

ナミさんとのエピソードは、2014年6月3日 のブログでどうぞ!

その他の皆さんも熱演でしたが、敢えて個人的な趣味で(笑)3枚だけ載せさせて頂きました。

シモキタで5年続けるのは結構たいへん、と誰かが言ってましたが、その通りだと思います。
先月でSTOMPも40年の歴史を閉じてしまいましたが、長く続けて貰いたいと切に思う次第であります!


去年、一昨年と主催させて頂いた下北沢ラウン(lown)でのブルースセッション、
今までは正月興行だったのですが、今年は都合がつかず5月開催と相成りました。

2年前は正月早々ということと宣伝不足が祟り、お客様の数がメンバーとマンツーマンという恐ろしい状況!
いや、そんなことは良くある話ですが(笑)、でもこのセッションバンドは私以外が猛者メンバーですのでこれはあり得ない!
てなことで、去年は宣伝効果もあり満員御礼。
お客様の中にはなんと!元フリクションのラピスさんやTHE SHAKESの黒水伸一さん等々、異種格闘技の香りが(笑)

さて今年はどうかな、なんて選曲なども大詰めの3日前のこと、大事件勃発!!
このセッション要のケニー井上さんが出演できなくなったことが判明したのでありますっ!
え~~~、ケニーさんの名誉の為にその理由は封印しますが・・・・。



こちらは前日に完成した正規フライヤー。

ケニーさん外して、ラウン店主の吉田さんをド真ん中に配置っ!

なんせ前の日に出来たので、どこにも配っていない超レアものです(笑)




リハ風景です。
”ケニーさん事件”(笑)がありましたので、直前まで選曲にもたつきました(汗)
というか、リハが終わってから曲順決めてたりして・・・

実は事前に公にはしていなかったのですが、あるお方が観に来るとのことでしたので、本人OKなら「引っ張り出しちゃう」なんて悪巧みも。




ライブ、始まりました。
会場は盛況です。
良かった、良かった。



左から、当店Lownのマスターでもありますベースの吉田達二さんは懐かしいボブズ・フィッシュ・マーケットのメンバー。
その後は南正人さんのバンドや、朴保&切狂言、カルメン・マキ&MOSESなどでもご活躍です。
キーボードの若山光一郎さんは、このブログ読者の皆様にはお馴染みですね。ウシャコダのオリジナルメンバーで、かつてイースト・ウエストでグランプリを取った時はベスト・キーボーディスト賞も受賞されてます。
岡地曙裕さんも説明不要ですね。日本のドラム界の重鎮です。もう40年近く前から一緒にバンドをやったりプロレス観に行ったり、果てしなく呑んだり(笑)有名どころでは、ブレイクダウン、ボ・ガンボス、吾妻光良&SWINGIN’ BOPPERS等々。そして一番右の石川二三夫さんもハモニカ界の重鎮ですね。私が昔出会った時はJUKEというバンドで活躍されていました。ハモニカなんでいろいろなレコーディングや気づかないところでCMの曲なども吹いていたりします。ジェイムス・コットン・トリビュートが盛んな昨今で、この日はなんと、全曲リトル・ウォルターを選曲してきましたっ!!




さて、一部終了ですが、岡地さん本領発揮でスネアのヘッドを破ってしまいました!
しかもブラシで・・・

昔から”クラッシャー岡地”の異名がありますが、2年ほど前のDEW DROPPERSで一緒に演った時にはスネアスタンドを叩き折るという、常人には理解できない荒業に直面したこともあります(笑)




い、いや、本人の名誉のために言いますが、備え付けのドラムというものも当然の如く経年劣化しますので、たまたま壊れるタイミングに岡地さんのライブだったということもあるわけです、はい。
そのタイミングの巡り合わせが異常に多かったりするだけで・・・・・(-_-;)

この写真は、演奏中に私の頬めがけて飛んできた折れたスティックの破片・・・。



さて、約30分の休憩後、第2部であります。

二三夫さん2曲、私が3曲演ったあとに、さぁサプライズゲスト!
久しく公の場に登場しておりませんが、いまや伝説のブルースバンドと化した、あの”ブレイクダウン”のベーシストもっちゃんこと森田恭一さんですっ!!!




私、昔々に笹塚のご自宅に数回遊びに行ったとき以来のような気がします。

若山さんは、さらに昔、ツアーで京都の拾得そばのご自宅に泊めてもらったとき以来とか(笑)

吉田さんは、ボブスのツアー中にベースが壊れて、もっちゃんのベースを借りたことがあるとか。

みんなお世話になってますね~




そしてそして、アンコールには先日43年ぶりのリユニオンを果たした江口善昭さんも引っ張り出しました!
ほんとは山室俊介さんも来られていたのですが、ギターが1本しかなく・・・。

ですので私はハンドマイクもどきで(笑)

もっちゃんは1曲だけの予定が、結局は2部の途中から最後のアンコールまで4曲も弾いてもらいました。
感謝感謝であります!



そして最後に恒例の集合写真。

なぜか、もっちゃんが大きく見えます!!



おまけ

終わってからのプチ打ち上げは、今月40年の歴史に幕を閉じるSTOMPで。

もちろん近藤房之助さんもいます。
山室さんも、名古屋から来てくれた西田さんも。

いい記念です。


おまけ、その2。

ご来場いただいた友人Y井さんがfacebookに動画をあげていました。
さて、これはfacebookに登録されている方でないと見れないのでしょうか?



まさかのスペンサー・ウィギンス ( SPENCER WIGGINS )来日!
4月17,18日の六本木は日本全国からブラックミュージックファンが集結しました。
ビルボードの中は歩けば知り合いに当たる状態。
まあ、年齢層は高いですがね(笑)



それでは、まず個人的な思い出から。
たぶん、世界初のLPが日本のVIVID SOUNDから発売されたのは、私が高校3年生の時。
JAMES CARRの名盤”You’ve Got My Mind Messed Up”と一緒に GOLDWAXレーベルの復刻として出たと記憶している。
(同時発売ではなく、VIVIDの第2弾だったかも・・・)
まだブルース一辺倒でソウルを聞き始めたころだったけど、この2枚には完全にKOされた次第。
1977年かな。ということはGOLDWAXの録音から、まだ10年くらいしか経っていないのか。
あれから既に40年ですが・・・・(汗)





このブログでもだいぶ前にスペンサー・ウィギンスの話は登場しております。

2009年6月27日のブログ

2010年8月30日のブログ

で、この後あたりからビルボードの会場アンケートの「見たいアーティスト」というのに、スペンサー・ウィギンスの名前を書く人が続出した次第です。
私もその中の一人でしたが、待てど暮らせど呼ぶ気配がないので、昨年ののドン・ブライアント来日の時は「バーバラ・リン」なんて書いてしまいましたが(笑)



この時のイタリアライブ映像を見ていたので、もう高音に限界が来ていたのはわかっていましたが、やはり生で聴く声の凄さにはぶっ飛んでしまいました。
弟のパーシーも良いシンガーではありますが、なんで1歳違いの兄弟なのに体格、声質がこんなに違うものかと。
まあほんとに長生きして良かった、じゃなくて長生きして頂きありがとうございました!ってな感じであります。

おまけにティニーさんは鬼籍に入ってしまいましたが、残ったチャールズとりロイのホッジス兄弟が見れたのも幸運です。
ハイ・サウンドは、O.V.ライト、オーティス・クレイといったレコードでよく正座して聴いたもんです。
あ、そういえばO.V.やクレイの時もホッジス3兄弟、来てましたよね。

いわゆる大物の皆さんが殆どいなくなってしまったブルース、ソウル界ですが、永遠に受け継がれてもらいたいもんですね。



2017.04.18. 2nd Stage @Billboard Tokyo

Percy Wiggins
1. Love & Happiness
2. Can’t Find Nobody (To Take Your Place)
3. Look What I’ve Done To My Baby
4. It Didn’t Take Much
5. Book Of Memories
6. Never Found A Girl
Spencer & Percy Wiggins
7. The Dark End Of The Street
Spencer Wiggins
8. Lonely Man
9. Uptight Good Woman
10. What Do You Think About My Baby
11. Old Friend
Spencer & Percy Wiggins
12. He’s Too Old
Spencer Wiggins
13. The Kind Of Woman That’s Got No Heart
14. I’m At The Breaking Point
Spencer & Percy Wiggins
15.Double Lovin’
16.Bring It On Home To Me (Encore)


今年で4回目となります”Berry伊藤&DEW DROPPERS”のライブ、今回も満員札止めの大盛況にて終わりました。
ご来場の皆様、そしてお店のスタッフの皆様、ありがとうございました!
このバンド、だいたい半年前くらいからスケジュール調整に入りますが、今回は当バンドの華であるLEOさんが音楽活動休止中の為に前途多難なスタートでありました。
しかも個人的な話では、私自身が夏に入院~手術という大事件が勃発。
どうも手術時に麻酔で気付かないうちに声帯を痛めていたらしく、退院後はどうも声がイマイチな状況。
え~!これで2ステージ唄うのは死んでまうやんけ!
ここで考えたのはLEOさんに替わる唄える人のゲスト出演。

で、そんなこんなで昨年11月の某日、中野の某ブルースバーで呑んでいると、相当に酔っぱらった2名のオジサンと遭遇。
そのうちの一人は、もうかれこれ40年近いお付き合いの吾妻光良さまでありました。
その日のブログはこちら
既に他店でワイン3本呑み干した後の4本目のワインでほぼ酩酊状態でしたが、
「吾妻さん、3月11日って空いてる?」
「おうっ!空いてる空いてる、かんかん還暦!」
「じゃ、DEW DROPPERSにゲストってどうっすか?」
「おうっ!おっけおっけおっけー!」
見た目も実際も大変な酔っ払いでしたので、すぐにスマホのスケジュールに入れてもらい、帰り際にも
「吾妻さん、3月11日になんか予定入ってるかな~?」
「おうっ!ちょっちょっと待ってくれ、見てみる。ん~、デュードロッパーズってのが入ってるな、なんだろ???」
まあ、予定に入ってればOKだろう。っつうことで後日メールを入れたわけです。

「ワイン4本呑んだ翌日の役員会は如何お過ごしだったでしょうか?他人事ながら少々気になりました。
で、スケジュール表を見て『ん?3月11日ルースター?なんだっけ?これは?』
頭の中に『?マーク』が連呼されている可能性もありますので再度確認です。
あなたは、この日は”DEW DROPPERS”のゲストなんですよっ!!!」
以上、原文のまま。
そして返信が
「いやあ、伊藤さんも慧眼ですなぁ。見事にこりゃ何だ?化しておりましてですねぇ・・・・(以下続く)」
以上、原文のまま。
結果的に岡地さんに確認して「あ~そうだったのか~」ということになっていたようです。

で、吾妻さんへの年賀状には「大人はワイン2本まで!」と捨て台詞のように書いて送った次第でありました。
まぁ、この一言も後につながる重要なキーワードになるのですが(笑)

2月の後半にリハ2回行い、年イチですっかり過去のことなど記憶にありませんが、さすが4回目となると何となくバンドらしくなっており意外にあっさりクリア!
記憶にない箇所も、SAXのバリー伊藤さんの古文書から発掘させて頂きました。
唄も意外に歌い切れたので、おお、こりゃ大丈夫かな、などと甘く考えていたのがいけませんでした・・・
どうしても本番はアドレナリンが上がりますので、力量以上に勢いがついて頑張れちゃうのですが、飛ばしすぎもあるので結局息切れ(涙)
ただ、救いの神もいましたので助かりました!

さて、文章が長くても嫌われてしまいますので、毎回お世話になっている「東京ブルースシーンと集合写真を撮らせたら天才!」のFujiyama先生の写真もご覧ください!




リハです。
吾妻さんは当日ぶっつけですので、お店に無理言って16時入りにしてもらいました。
が・・・・・
正味1時間程度で終わってしまい、皆さん心は前呑みへ。
ルースターさん、早く開けてもらったのにゴメンナサイ!



現場監督風情の吾妻先生(笑)

リハが終わったらどこへ呑みに行こうか考えているとしか思えません。



今回はニューオリンズものなので会場練り歩きありですので、吾妻さんにはワイヤレス持参をお願いしました。
以前、Swingin’ Boppers ビルボード初登場の時にワイヤレスをお貸したのですが(2014年11月21日のブログ)、その後に自分で¥11,000の安物中国製ワイヤレスを購入したとかで、お持ちいただきました。
が、さすが中国は広い!中国4,000年の歴史のせいかどうかわかりませんが、弾いた瞬間に音が出ません。
コンマ何秒か遅れて音が出ます。気持ち悪さは最高!(笑)
ちなみにイタリア製のこのギターも怪しい。


Fujiyama先生曰く
「リハはお客さんがいないから取り易くて良いわ!わっはっは!!」
まぁ、ふだんのライブは客席はリハと同じようなものですが(-_-;)

が、この日は開場前には予約で満員札止め!
生きててよかった(笑)




ルースター演奏前の軽食?は、近所の「ぎょうざの満州」であります。
西武線沿線に死ぬほどあるチェーン店です。
唄う前ですので、餃子は少量にて、大人は紹興酒は2本まで!

吾妻氏、岡地氏、小町氏とは、その昔ほんとに良く呑みました。
もう30数年前の話ですが、歳とると昔話に花が咲きます。
伊豆の北川温泉に行った時の懐かしい話とか・・・
一緒に風呂入った話とか(笑)




さあ!オープニングのインストに続き、恒例の「客席徘徊からの登場」です。
そもそもこれは、吾妻さんのビルボード初登場のの時の登場スタイルをパクったもの。
ビルボードでは映えますが、ルースターではちょっと笑いを誘います(^_^;)




“Mr.鳥和可”若山光一郎のピアノ弦ミュート奏法も登場!



左から小町正明、伊藤”Barry”雅之、岡地曙裕。
小町さんの「天の羽衣」風情衣装は、いつものように奥様のタンスからくすねてきたものです(笑)



これは第2部登場シーン。
吾妻選手も客席から登場!
写真はありませんが、入り口のドアから背面T-BONE奏法で登場しました。
これも笑いを誘います(笑)



先ほど書きましたが「大人はワイン2本まで」との言葉にインスパイアされた吾妻光良氏の新曲。
その名も『大人はワイン2本まで』(同じやんけ!笑)

Swingin’ Boppersで演るまえにトライアルで初披露でした。
なかなか茶目っ気の効いた曲です。
今度唄わせてもらおうかなぁ~



よく考えたら、吾妻さんとオフィシャルなライブで共演するのは30数年振りだったりして・・・
年月はあっという間に過ぎ去りますね。

そう!かつては”Chicken Sink”というバンドを吾妻さんとやっていたこともありました。
ライブ数回で沈没したのは、吾妻さん本人の名誉のために墓場まで持って行きたいと思います。



DEW DROPPERS名物、小町正明氏の祭囃子笛吹童子奏法!

いつの間にか、衣装は祭りハッピに変わっております。



負けじと吾妻選手も客席徘徊。
あ、吾妻さん曰く「トルバドール・スタイル」っちゅうんだそうです。

ルースターの階段上って、外まで行っちゃいました。



さあ、大団円の”Down By The Riverside”。
普段はLEOさんが唄いますが、今回は私がチャレンジ。と言いつつ、久々にたくさん唄ったので、もう限界です。
が!会場に「ねずみ男」こと町田謙介氏がご来場!実は彼にはDEW DROPPERSのロゴを作ってもらったのでありました。
バンド名の命名者吾妻さんと共に、この日は当バンド所縁のお方登場、ということで唄ってもらいました!
さすが!物凄い声の塊でした(笑)




そして町田選手も加わって、客席徘徊、じゃねえや「トルバドール・スタイル」。

町田さんも古い友人で、なんか懐かしい夜になっちゃいました~!



さてさて、アンコール頂きました!
今度は客席から山室俊介さんを引っ張り上げましたっ!(笑)
実は山室さんは吾妻さんの高校の先輩であります。
その昔、JUKE JOINT BLUES BANDというバンドにおりまして、え~私がまだ中学生だったかもしれません(笑)
東京ブルース界の黎明期を彩ったお方でございます。
しかもダンディです!!




おお~!山室さんも場外乱闘!じゃなく客席乱入!!



さあ、最後に恒例の集合写真。



飛入り乱入の皆さんも入ってもらって、全員でもう一枚。

あ~!楽しかった!!


当日のセットリスト

吾妻さんのHP


何とも身もふたもないタイトルであります。
昨年の入院~手術で、めっきり酒が弱くなったような気もします。
いや、加齢によるものもあるかもしれません。
呑まなきゃやってられるかいっ!てなことも多々あるわけですが、
呑んで撃沈、ということも増えてきたここ最近の私です・・・。

ということで、1月28日のひとこまを紹介させて頂きます。



この日は毎年恒例の「天才」田村光太郎さんの墓参りツアーでありました。
早いもので50前の若さで早逝して10年以上経ちますが、光太郎さんのA高校時代のご学友の皆様が中心でございます。
ということで、一部の皆様は軽くモザイクなど入れてみました・・・



こちらは植村さんのFACEBOOKから盗んできた写真。
私も今年の5月には58才になりますが、この場では若造でありまして、毎回トップバッターとして唄わされるわけで、まさに体育会系の臭いがプンプンする中野BRIGHTBROWNであります。
ブライトと言えば、いつもの私は「イトーハイ」(烏龍茶のとても少ないウーロンハイ)を呑むのですが、退院後はビッグ・ママ・ミキちゃんのお達しでちょっと濃いウーロンハイしか作ってくれません(涙)
しかし!これが逆効果でガンガン呑んでしまうではありませんか!(笑)



と、人のせいにしてはいけません。

ステージではなかなかにレアなセッションも繰り広げられております。


昼の14時から始まったこの宴会?も夜のライブ営業があるので16時半撤収。
で、すんなり撤収するわけはありません。
スムーズな足取りで、皆さんは二次会の香港亭へ突入です。
ここでケチ、いや節約家で有名な某A妻さんの「餃子以外は頼むんじゃない!」との号令が。
ここの餃子は安くて有名です。
しかし、食わずに呑むと悪酔いします。
昔から「大人はワイン二本まで」という諺もありますが、ここは「大人は紹興酒二本まで!」と心の底から叫びたい。
っつうか、呑まなきゃ良いだけなんですが(-_-;)

実は私、この夜はライブでありました。
学習能力が欠如している私としては、この楽しい宴をノンアルコールで過ごせるわけがありません。
会場リハが18時30分からと聞いていましたが、その時間までは間違いなく呑んでいたような気がします。

で、私は中央線で荻窪へ向かうわけですが、あまり覚えておりません。




荻窪チャーリーズスポットであります。
佐藤浩人と兄貴のピンチヒッター沢野そうし。
R-50 Small Blues Project 別テイクです。
写真を見る限り普通です。座っているからでしょうか。
Photo by Fujlyama



しかし、よく見ると態度がでかいです。
演奏内容はご想像にお任せしますが、夏休み前の中学二年生同等程度であります。
ギターはなかなかにスリリングな演奏でした。
ソロに入った瞬間、指が全くついてこないのですが「これはテンポが速すぎるんや!」と思った自分に酔っぱらいの真髄を見たような気がします。

Photo by Fujlyama



ということで、全く反省文になっていない今日この頃であります。
が、当日のお客様、マスター、共演のお二人には深くお詫び申し上げます。
ごめんなさい!

「反省文 その参」は、一年半後くらいに更新させて頂くような気もしますが、そのときに当たった方には前もってお詫び申し上げます。

申し訳ございません~!