2008年5月の投稿

こいのばり子供の日。
大人に縁はない「子供の日」。

ということで、友だちとカラオケへ行ってしまった長女を尻目に自転車で「深大寺植物園」へ行く。
メタボ解消のため・・・・・たまに自転車に乗ったって意味はないと思う。


元・開かずの踏み切り中央線も三鷹以西で高架化が進み、武蔵境の開かずの踏み切りもだいぶ使えるようになってきた。


調布・保谷線人見街道の手前のコンビニで昼食を調達。

この道は広い。歩道と自転車用道路が表示されている。
実はこの道のおかげで、前のウチの家は立ち退いて現在の場所へ転居したのであった。
ちなみに、ごねて得をするのは昔の話。
地価の高いうちに、さっさと判子を押せばよかった・・・・・。失敗。。。


深大寺植物園そして、到着。


バラまだ、バラはちょっと早かったな。

Gibson ES335 ×2写真を見て、「おいおい、何で335が2台並んでいるのかね!?」と職務質問されそうだが・・・・・。
ちょ、ちょっと、(小さい声で)入手してしまいました・・・・・。
「しっかも、似たような色やんか!」
い、いや、コレはウォルナットと言って、ちょっと違うんですが・・・・・。

ちなみに、私、ふつうのサラリーマンでして、子供も二人おりましてそろそろ金がかかりますし、自宅のローンもまだまだ残ってますし、ここ数年ボーナスは下がる一方でして・・・・・
捨て身のカード購入でございます。もちろんローンでござりまする。

ちょっとフルアコに触手を伸ばしていたのですが、やはり335です。
今までメインで使っていた77年製のワインレッドのヤツは、ディマジオのスーパーディストーションがマウントされてますので、最近なぜかオリジナルのピックアップが懐かしく思っておりました。
そこへ、ひょっこり出てきたのがこの335。

さて、このギターですが。
シリアルから推測すると、1968年または1970〜1972年頃のモデルのようです。
ウォルナットというカラーは1960年代にはほとんど見られませんし、ネックが3ピースということからもEarly1970′sだと思われます。しかしながら、ヘッド裏のボリュートがない(これは1960年代の型です)のが疑問だったりもします。
この頃のシリアルはひじょうに曖昧のなので、どなたか詳しい方がいましたら鑑定お願いします。
ボリュームノブ、ポットが交換されています。テールピースとブリッジも新しくなっているようです。
その辺も加味してか、この時代のものとしてはたいへん安価でしたので、思わず手が出てしまいました。
ちなみに、30年前に買った335より全然安かったので。
デジマート当たりで見ると、この頃の状態のいいものは50万近かったりします。仮に1968年製だったりしたら70万とかするようです。

しばらくはヤフオクを見ないように、ぐっと気合を入れる今日この頃。

※2008年5月7日追記

ネット検索から1970年製の可能性が濃厚になってきました。

ペグに「Gibson Deluxe」の刻印(1970年より)
ウォルナットカラー(1970年より)
Fホール内のオレンジラベル(1971年よりクローバー型)
ピックアップ裏のパテントナンバーが黒のシール(1971年より刻印)

ただ、ボリュートがなかったり、シリアル下に「Made in USA」の刻印がなかったり、まだまだよくわからない点が。

※2008年5月10日再追記

仕事もせずに一日中、ネットで検索。
USAのサイトで、1969年製のウォルナットカラーを多数発見。
さらにシリアル(91から始まる6桁)もかなり近いものを発見。
1970年製だと、かなりの確率でオレンジラベルは終わっているようだ。

1ピースから3ピースマホガニーへの移行は1969年らしい。その後にボリュートが付き始めるもようなので、その過渡期のモデルの可能性が。
ということは、1969年製??

Rooster@荻窪昨夜は旧友、小安田憲司氏のバンド “SUN ALLEY” のライブを見に行った。
久々に見た68年製のES345(335仕様)。すっかり塗装も剥げ落ち貫禄充分。維持するためのメンテナンスにだいぶお金もかかっているらしい。
小安田氏自身も貫禄充分。考えてみれば、この道30年のベテランですからね。
25年ぶりに生で聞いた “Don’t touch me, baby”。感慨深いですね。
いつか “Gamblers blues” やらないかな。むふふ。
このバンド、厳密にはベースの江口弘史氏がリーダーらしい。
その江口氏とは飲み屋で数回お会いしただけで、プレイは初めてお目にかかった。

Sun Alley黒いジャズベースをストラップ短めにしてハイポジションに構えるスタイル。
いやぁ〜、ちょっとびっくり。日本人のベーシストもこんなに高いレベルになったんだなあ。というか、ちょっと日本人離れだ。
それもそのはずで、15年くらいアメリカでプレイを続け、あのメイビス・ステイプルズのバンドメンバーとして来日(?)してるくらいだからね。
これほどのオールラウンドプレイヤーでありながら、きちんとしたシャッフルを弾ける人はなかなかいません。
ステージ上から「伊藤さん、たばこ1本ちょうだい」と客にたばこをせがむプレイヤーもなかなかいませんw


Sun Alley 2 山崎美樹さんは日本のブルースドラマーの重鎮。30年以上続く “ローラーコースター” で活躍を続けている。
その昔、小安田氏と組んでいた”Little Boy Blue” で岡地曙裕氏のトラをやってもらったこともある。
当然、ご記憶にはないでしょうが。
相変わらずシャッフルの切れ味は他の追随を許さない。脱帽。
須川光さんも初めてだが、かつて “めんたんぴん” のキーボードプレイヤーとして活躍されていた方。
8割オルガン、2割ピアノ、といった感じ。ジャズ的な要素や、ファンキーなエッセンスもあり、すばらしいです。
1曲、アップテンポ気味の “Many rivers to cross” をいい感じで歌ってくれました。


メンバー各人の力量は文句無し。
バンドのグルーブ感もハイテンション。
まだの方は一度ご覧ください。決して損はいたしません。

バンドブログ(NG’s)もご覧ください。

1
5月

Sam Cooke

   Posted by: Masazumi Ito   in Phonograph Blues(レコード,CD,DVD,映像等の項)

Live at the Harlem Square Club, 1963個人的にマイ・ブームになっているのが Sam Cooke のハーレム・スクエア(”Live at the Harlem Square Club, 1963“)でのライブ音源。
何をいまさらと言われるかもしれないが、例の簡単にデジタル化できるレコード・プレイヤーを買ってから、真っ先にこのLPを取り込んでMP3プレイヤーで聴いていたら、すっかりハマってしまっていた。
というか、このレコードは数あるライブ盤の中でも1,2を争うマイ・フェイバリット・ライブであることは間違いなく、久々に聴いてその自信を深めたのであった。
これが発売されたときの衝撃といったら、マジック・サムのアン・アーバーの海賊カセットテープを聴いて以来だったかもしれない。
それまでは、サムの実況盤と言えばコパでの「ショー」しか知らなかったのだが、これはまさに「ライブ!」であった。
特にB面の “Somebody have mercy” 〜 “Bring it on home to me” 〜 “Nothing can change this love” 〜 “Having a party” と、たたみこむ歌いっぷりはサイコー!
これを聴いてサム・クックの認識は大幅に変わってしまった。録音も生々しいが、サム自身が生々しい。
今更ながら、ゴスペルあがりのシンガーであったことを知らしめてくれる。
スタジオ録音では見せないサムのエキサイティングなライブパフォーマンスを捉えたこの音源は、ジャンルを超えた音楽界の財産だ。


Gospel Stars In Concertこの興奮のライブを聴きながら思い出したのが、Specialtyの”Gospe stars in concert”。
これはゴスペル時代のソウル・スターラーズ(Soul Stirrers )在籍時のサムのライブが収録されている。
ハーレムのライブから遡ること8年。1955年の録音だ。
このB面にSam Cooke & The Soul Stirrersが3曲。
こいつも凄い。荒削りながら、サムの強烈な絶唱が聴ける。
3曲目の “Nearer to Thee” はもう頭をかきむしりたくなるような気持ちにさせてくれる。
生で見てたら泡吹いて倒れちゃうだろうな。
で、この曲の後半の方で、絶頂に達しそうなサムのシャウトをかき分けながら出てくるポール・フォスターの図太い歌に、必ずや昇天されることは間違いない。


Ain’t That Good Newsそして、ここまで来たらもう一枚。
Specialtyのグレート・オムニバス盤。 “Ain’t that good news”。
これはスタジオ録音のゴスペル・オムニバスで、もちろんSam Cooke & The Soul Stirrersも収録されている。
しかし、しかしですよ・・・・・。
A面ラストに登場する、チョーズン・ゴスペル・シンガース (“Chosen Gospel Singers”)。
こ、こ、こ、こいつら、なにものだっ!!!
興味のある方は、これを聴いてのた打ち回ってくだされ。

Page 3 of 3123