カテゴリー「Blues’n Soul (ブルージーな仲間たちの項)」への投稿

「飲むなら座るな、座るなら飲むな!」

飲んで帰るときの、電車での話。
これを守れず痛い目にあったこと、枚挙にいとまがない・・・。
以前、神田で飲んで、ぐっすり電車で寝てしまい、気づいたら飯能まで行ったことがあった。
タクシー代1万円也。
神田からタクシーで帰ればよかった・・・・・。

実は昨日のこと。
朝から本社で他部署の者といろいろと話していると、携帯メールが鳴った。
「実は今、東京に着いてたりします」
おおおおっ!大阪から “BOOGIE☆RAMBLERS” のマクヴァウティ大和氏がやって来ていたのである!

先月はお会いできなかったので、今回は一席設けなければ!
早速、NG’sの面々にメールするも、さすが師走の繁忙。
くどーちゃんが若干遅れ気味なら参加OKとのこと。
そして、仕事の合間に「東京駅 居酒屋 安い」でググる。
クーポン券3枚ほど出力し準備万端。

18時前に事務所から逃げる。
よし、なんとか18時半には東京駅に着くぞ。
そう言えば、小安田憲司さんにも連絡入れておくか。
声帯炎でライブもキャンセルしてからまだ数日。声が出なくなるというのは恐ろしい。筆談かなぁ。
熱もあるそうだから、飲みに来るのは無理だな。まあ、一応お知らせだけはしておくか。

「伺います、場所教えてください」
おおおっ!すばやいレスポンス!
しかし、ホンマですか?飲めるんですか??大丈夫なんですか???

東京駅の八重洲中央口で集合。
さっそく1割引のクーポン券を握りしめ、居酒屋へ出陣。
駒八という、なかなかに大衆的な飲み屋である。

小安田さん、やはり完治しているようではなく、心なしか声がしわがれている感じ。
しかし、酒が進むにつれて、だんだん「あれ?戻った?」。酒の力はすごいものだ。
たぶん、明日の朝はまた声が出なくなってるんだろうなぁ。
くじらの刺身くじらの刺身だ。

かなりマグロ色のくじらである。

まあ、味はくじらだった・・・・・。


こりゃたまらん?「こりゃたまらん焼」??

いったい何??

これがはぁ・・・・ウズラの卵ね・・・・・。

かなりネーミングに無理がある。

商談?くどーちゃん登場!

何やら真剣な表情の二人。

商談ですか?


破談決裂したもよう・・・・・・・・。

失敗だったのは、2本目の焼酎のボトルを入れてしまったこと。
この後、かなりの勢いで私の記憶は飛んでいます。

もう時間も21時。
新幹線の終電も迫る。
そろそろお別れである。


だいぶキテます。マクさん!
ピースサインは古いですよっ!

今年の流行語大賞は「グ〜!」です!

まあ、通常ならここで全員退席、マクさんを改札まで見送るのが筋だろうが・・・・・。
もう5回も会っているといい加減なものである。
「あ、店出たら右に行ってね。で、右曲がってね。それじゃ!」
冷たいもんである。

そして残った3名で宴会は続く。
はっきり言って、よく覚えていない。

その後、小安田氏はJR改札でお別れ。
私とくどーちゃんは地下鉄丸の内線へ。

不幸はこの後やってきた。

池袋で準急の小手指行きへ乗った私。
とうぜん、座れる状況ではない。
いや、座っちゃいかんのだよっ!

車掌さんに声をかけられた。
「終点ですよ!」
えええええっ?
周りに誰もいない。
小手指だ。
埼玉県だ。

立って熟睡していたもよう・・・・・・・・。

悲しすぎる・・・・・・・・。

上り電車は・・・・・・・辛うじて所沢まであったが・・・・・・その先は・・・・・・・。

マクさんに、この悲しい状況をメールで知らせる。
あちらはもうすぐ帰宅するらしい。
東京駅から都内の自宅へ帰るより、尼崎のほうが早いなんて・・・・・・。
不条理な・・・・・・。

そうこう思って駅のホームに立ち尽くしていると、携帯メールが。
「あ、小安田!」
「ぶちっ!!」
「あ、携帯の電池が切れた。。。。。」
何のメールだろう?
今日はお疲れ様!って感じかな?

やっと、1時前に自宅に到着。
そう言えばさっきのメールは何だったのだろう。
充電器をつなげて確認。

「やばい。いま豊田だ」

はははははははははははははは。

やってしまったようだ。
小安田さんの大好きな高尾山まで、もうちょっとだ。

せめてもの救いは、中央線はまだ上り電車があったらしい。

座らなくても乗り越すようじゃ、酒をセーブするしかないな・・・・・。
無理だな・・・・・・。
無理だ・・・・・・・。

特別付録
「お勘定を数える、駒八の店員さん」
ちゃんと払ったかな?
正直言って、こんな写真すら撮った記憶がありません。

今朝起きたら頭痛が・・・・。
風邪が治っていないのか?
いや卵酒の代わりに飲んだワインのせいか?ちょっと飲みすぎたらしい。

一年なんて早いもんだなあ、と思いながらついつい飲んでしまったらしい。
歳を重ねるに従い、1年過ぎることの早いこと早いこと。

以前聞いた話だが、
例えば10歳の子供の1年間は、いままで生きてきたうちの10%。
50歳の人の1年間は、同様に考えれば50分の1、つまり2%だ。
体感として、1年間の割合が10歳の頃の2割になっているということだ。
これでいくと、歳をとればとるほど1年間は短く感じるはずである。
なるほど、と納得。

昨日は松井仁さんの一周忌にあたる日だった。
本当なら彼は二週間後に50歳になっているはずだった。
ひとりワインを飲みながら昔のライブビデオを見ながら彼を偲ぶ。
素晴らしいベーシストだった。
この上ない安定感、弾力性のあるトーン、思わず体を動かしたくなるグルーブ感。

こんな日に風邪をひいてしまった私。
ちなみに当時いっしょにバンドをやっていた小安田憲司氏は声帯炎になってしまい、昨日のライブを欠場せざるを得なくなってしまったらしい。
SABUちゃんに言わせれば「仁くんが、『体を大事にしろよっ!』って言ってるのよ」ということらしい。
言いえて妙かもしれない。
2日間、ゆっくりさせてもらいました。
そういえば、LITTLE BOY BLUE のもう一人の残党である岡地曙裕氏は、昨日はスインギング・バッパーズのライブだったはず。
大丈夫だったろうか?

長見順さんのコンサートに行ってきた。

いやぁ!

最高!

すんごく楽しいコンサートでした!

ステージを見たのは「竜巻のジュン」時代以来でしょうか。

妻から「順ちゃんのまつげ何センチあるか確認してきて」と宿題ももらってきた。



クアトロ1すばらしい「サザエさん」カットである。

メンバーは凄い!
ロケットマツ(P)/辰巳光英(Tp)/梅津和時(Sax)/片山広明(Sax)/かわいしのぶ(B)/岡地曙裕(Dr)
GUEST: 石川浩司(ex.たま) / KOTEZ / グレイス
スペシャルゲスト:ハナレグミ

クアトロ2約3時間のステージ。

ばっちし!

クアトロ3終演後、楽屋を表敬訪問。
NG’sの斉藤隊員も入って記念撮影。
順ちゃん!メタボ腹、触らないでっ!

ちなみに、この日のCD発売記念ライブにSABUちゃんと一緒に買って差し入れた大吟醸酒は、あっという間に岡地さんの胃袋に吸収されていました(大切そうに抱えてますね)。
あ、ちなみにこの写真のカメラマンはSABUちゃんです。

脅威の日本酒夫婦のお二人、また飲みましょうね。

BOOGIE☆RAMBERSのリーダーであるマクヴァウティ大和氏よりメールで教えていただいたので、久々にPレイヤー誌を購入してみた。
う〜ん、最近の若者の嗜好はようわからんなぁ、などと呟きながらペラペラとページをめくっていく。

そして・・・・・ありました。
Pレイヤー誌に30年以上も連載を続けているというバケモノ講座が。
そう、御大A妻光良氏による「ブルースギター講座」である。

今月のお題は・・・・・、そう、ピストル・ピートでありました!
基本的な笑いのツボは同じなので、やることも同じ
写真が小さいのが、ちと残念だ。

ぶる〜すギター高座


昔は、飲み屋ネタなどでページの大半を使いきり、最後の1行でこじつけのタブ譜4小節でおしまいなんて良くあった。
よくぞ30年続いたものである。
絵が「手書き」でなくなったのが時代の流れを感じさせる。

あ、良く見ると「ブルースギター講座」じゃないんだ。、
「ぶる〜すギター高座」ですね。

全編お読みになりたい方は、書店にて発売中でござる。

昨夜は久々に高円寺の JIROKICHI へ行った。
「行った」と言っても、本当に「行った」だけで「見に行った」わけではない。

昨夜は森崎ベラさんのセッションであった。
時間が許せればぜひ見たかったのだが、会社でちょっとまとめなければならない資料があり、高円寺に着いたのがもう22時をまわっていた。

急いで JIROKICHI に行くと、入口の横で疲れきってへなへなと座り込んでいる男が一人。
岡地曙裕氏であった。。。

ちょうど2回のアンコールも終わり、終演直後だったもよう。
ぜえぜえぜえぜえぜえぜえ、といった趣である。

まあちょうど良い。
私の用事は、岡地氏からあるものを受け取るためにやってきたのだから。

その受け渡しをしながら、タバコを一服してよもやま話を。
息切れも収まったようなので店内へ入って軽く飲む。

時間が時間なので、1時間もすると帰らなければならない。
楽屋へ顔を出して軽くご挨拶。
お、ベラさんもいた。
「あらぁ〜久しぶりねぇ〜!」
良かった・・・・・憶えていてくれた・・・。

でも・・・あれ?

昔の話だが、ベラさんにはよくバンドのゲストに出てもらったり、セッションもした。
が、今から15年以上も前の話だが、岡地氏と長見順ちゃんの結婚式で数年ぶりにお会いした時、
伊藤「あっ!ベラさん、久しぶりっす!」
ベラ「えっ?あれっ?誰だっけ〜?」
確かに髪の毛が短い、スーツ姿の伊藤は初めてだったかもしれないが。。。。。

そして、昨年のこと。
ほんと久々にベラさんのステージを見た。
「あ〜、え〜とえ〜と名前がでない〜、あ〜伊藤かぁ〜!え?忘れてるだろって?大丈夫よ〜。うっすらと記憶が蘇ってきたよ〜」

そして、あれから1年。
今度はしっかり憶えてくれていたもよう。
15年かけて記憶が戻ってきた・・・・・・・のだろうか?

めでたし、めでたし。

「ありがとう〜、見に来てくれたのね〜、気づかなくてごめんなさい」
「す、す、すいません・・・・・終わった頃に来ました・・・・・」

この次は、ちゃんとオープニングから見させていただきます!
はい、しっかりと!



で、今回の本当のお目当ては・・・・・・。
これ、でした。

プロレスEXPO

毎月15日を過ぎると、一週間程度は事務処理が落ち着き、突発な案件でも入らないかぎりはちょっと落ち着ける。
で、早めに帰るぞ!と、友だちと飲む約束でもしようものなら、たいてい邪魔するかのように仕事が入る。
昨日は御殿場から旧友SABUちゃんがやって来るというので、久々に飲むか、ということになっていた。が・・・・・

朝から見積もり3連発。その他モロモロであったが、時間に遅れたらどんな仕打ちが待っているのかわからないので、業務打ち切り!
18時すぎには、他の連中があたふたしている中、事務所を逃げるように出たのであった。

初めて入った「浪漫房」という新宿の居酒屋。
でかいアンモナイトのような入口から入って地下へ。
ちょっとレトロチックな、なかなかいい感じの店だ。
真ん中のシャンデリアが、これまたいい。

浪漫房


金曜の夜なのに、それほど混んでもいない(時間が経つにつれて満席になったが)。
壁には演劇のポスターがたくさん貼ってある。
ちょっと、昔の新宿の雰囲気。
客層も、いわゆる「ガキ」がいないのも良い。

生ビールを飲んだ後、ウーロンハイを注文する。
「今日は業務放棄して帰ったので、明日は出勤になっちゃったな。まあ軽く飲んで、10時か11時にはおひらきとするか・・・。」
独り言をぶつぶつと言う私。

すかさず
「いとうっ!なにウーロンハイなんて飲んでるのよっ!あたしなんかねっ!いつもロックよっ!焼酎ロックっ!お酒弱くなっちゃったのっ!ダメねっ!あたしなんかねっ!ロックよっ!ロックっ!」

SABUちゃんのマシンガントーク炸裂である。

黒糖焼酎をデカンタで注文して、二人でロックでがんがん飲む。
SABUちゃん、さすがキッチンドランカーの面目躍如である。

飲めば飲むほど、話は熱くなってくる。
「バッパーズ行ったときにねっ!牧さんたらねっ!『太ったなぁ』って言うのよっ!ひどいでしょっ!詩生くんはねっ!キャッチボールしてるしっ!岡地はいなくなっちゃうしっ!でねっ!牧さんたら『ふとったなぁ』って言うのよっ!ひどいと思わないっ!ねえっ!いとう聞いてるっ!?」
あああああ、輪廻しはじめた・・・・。
SABUちゃん爆発である。

約5時間いたが、私がしゃべっていたのが10分くらい。
残りの4時間50分は、SABUちゃんの独壇場である。

昔話に花が咲きまくり、明日の仕事もすっかり忘れ・・・・・。
お、おおぉっ!もう12時40分だっ!
日付は回っていた・・・・・。

新宿に実家があるSABUちゃんは、這ってでも帰れるだろうが、私は這っていると朝になってしまうのは間違いない。
何とか、電車に間に合った。

今朝は8時半には出勤して眠い目をこすりながら、昨日の仕事の続きを。

SABUちゃん、用があって毎週東京にきているそうだ。
スイマセン。
毎週はとても無理です・・・・・。

でも楽しかったぞ!

先日、入手したLPレコードである。

Gotta move on up


“GOTTA MOVE ON UP”
1980年代最後のころの、東京ブルース界のオムニバスである。

500円だった。
ワンコインである。

その話を、収録アーティストである小安田憲司氏に言うと、
「えっ!?これはなっ!限定盤のレアなレコードやっ!!」

ちょっと憤慨していた。

この裏ジャケがまた素晴らしい。

Gotta move on up 2


この小安田氏の若々しい表情。
お肌がツルツルしている。

この数年後に急逝された、石川二三夫氏の実兄である龍一さんの歌が収録されているのが良い。
しかも十八番だった “Hoochie Coochie Man”。
龍一さんの声は大好きだった。

私がバンドをやめてから、まだ数年程度しか経っていない頃なので、収録されているほとんどの皆さんが友人である。
その中でも、小安田氏の隣に写っているロングヘアーの男、ハンマーハープ遠藤氏とはよく飲んだ仲だった。

高校時代から通っていた阿佐ヶ谷の “Cadillac Baby” というブルーススポットがあった。今は”Checker Board” という名前でやはりブルースの店をやっているところだ(経営者は代替わりしてしまったよう)。
この店で知り合い、セッションもよくやった。
当時の店では、私は最年少の部類であった。
彼は5歳くらい年上だったような気がするが、ずいぶんとかわいがって貰った。
生意気にもかなりタメグチをきかせてもらったような気もする。
周りが Little Walter 派ばかりの中、彼はSonny Boy Willamson Ⅱ命だった。
独特の雰囲気を持った人で、Cadillacに行くと必ずいたような気がする。

そうそう、遠藤氏の師匠が マジックハープ・哲さんという方で、当時よく使っていた、荻窪の MISTY というスタジオの上のマンションに住んでいた。
ベースのマディ・高橋さんとか、そうそうちょっと小柄なやはり高橋さんというギタリストの人もいたなぁ。MISTYスタジオでセッションしたりした。
吉祥寺の曼荼羅でブルースセッションもいっしょにやったりしたなぁ。

先日の九段会館の終演後の飲み屋で、遠藤氏の話題になった。
遠藤さんどうしてるんだろう?

小安田氏も、吾妻氏も、いろんな噂を聞いているようだが、消息はわからないという。

もし消息をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報をお願いします。