カテゴリー「Blues’n Soul (ブルージーな仲間たちの項)」への投稿

BOOGIE☆RAMBERSのリーダーであるマクヴァウティ大和氏よりメールで教えていただいたので、久々にPレイヤー誌を購入してみた。
う〜ん、最近の若者の嗜好はようわからんなぁ、などと呟きながらペラペラとページをめくっていく。

そして・・・・・ありました。
Pレイヤー誌に30年以上も連載を続けているというバケモノ講座が。
そう、御大A妻光良氏による「ブルースギター講座」である。

今月のお題は・・・・・、そう、ピストル・ピートでありました!
基本的な笑いのツボは同じなので、やることも同じ
写真が小さいのが、ちと残念だ。

ぶる〜すギター高座


昔は、飲み屋ネタなどでページの大半を使いきり、最後の1行でこじつけのタブ譜4小節でおしまいなんて良くあった。
よくぞ30年続いたものである。
絵が「手書き」でなくなったのが時代の流れを感じさせる。

あ、良く見ると「ブルースギター講座」じゃないんだ。、
「ぶる〜すギター高座」ですね。

全編お読みになりたい方は、書店にて発売中でござる。

昨夜は久々に高円寺の JIROKICHI へ行った。
「行った」と言っても、本当に「行った」だけで「見に行った」わけではない。

昨夜は森崎ベラさんのセッションであった。
時間が許せればぜひ見たかったのだが、会社でちょっとまとめなければならない資料があり、高円寺に着いたのがもう22時をまわっていた。

急いで JIROKICHI に行くと、入口の横で疲れきってへなへなと座り込んでいる男が一人。
岡地曙裕氏であった。。。

ちょうど2回のアンコールも終わり、終演直後だったもよう。
ぜえぜえぜえぜえぜえぜえ、といった趣である。

まあちょうど良い。
私の用事は、岡地氏からあるものを受け取るためにやってきたのだから。

その受け渡しをしながら、タバコを一服してよもやま話を。
息切れも収まったようなので店内へ入って軽く飲む。

時間が時間なので、1時間もすると帰らなければならない。
楽屋へ顔を出して軽くご挨拶。
お、ベラさんもいた。
「あらぁ〜久しぶりねぇ〜!」
良かった・・・・・憶えていてくれた・・・。

でも・・・あれ?

昔の話だが、ベラさんにはよくバンドのゲストに出てもらったり、セッションもした。
が、今から15年以上も前の話だが、岡地氏と長見順ちゃんの結婚式で数年ぶりにお会いした時、
伊藤「あっ!ベラさん、久しぶりっす!」
ベラ「えっ?あれっ?誰だっけ〜?」
確かに髪の毛が短い、スーツ姿の伊藤は初めてだったかもしれないが。。。。。

そして、昨年のこと。
ほんと久々にベラさんのステージを見た。
「あ〜、え〜とえ〜と名前がでない〜、あ〜伊藤かぁ〜!え?忘れてるだろって?大丈夫よ〜。うっすらと記憶が蘇ってきたよ〜」

そして、あれから1年。
今度はしっかり憶えてくれていたもよう。
15年かけて記憶が戻ってきた・・・・・・・のだろうか?

めでたし、めでたし。

「ありがとう〜、見に来てくれたのね〜、気づかなくてごめんなさい」
「す、す、すいません・・・・・終わった頃に来ました・・・・・」

この次は、ちゃんとオープニングから見させていただきます!
はい、しっかりと!



で、今回の本当のお目当ては・・・・・・。
これ、でした。

プロレスEXPO

毎月15日を過ぎると、一週間程度は事務処理が落ち着き、突発な案件でも入らないかぎりはちょっと落ち着ける。
で、早めに帰るぞ!と、友だちと飲む約束でもしようものなら、たいてい邪魔するかのように仕事が入る。
昨日は御殿場から旧友SABUちゃんがやって来るというので、久々に飲むか、ということになっていた。が・・・・・

朝から見積もり3連発。その他モロモロであったが、時間に遅れたらどんな仕打ちが待っているのかわからないので、業務打ち切り!
18時すぎには、他の連中があたふたしている中、事務所を逃げるように出たのであった。

初めて入った「浪漫房」という新宿の居酒屋。
でかいアンモナイトのような入口から入って地下へ。
ちょっとレトロチックな、なかなかいい感じの店だ。
真ん中のシャンデリアが、これまたいい。

浪漫房


金曜の夜なのに、それほど混んでもいない(時間が経つにつれて満席になったが)。
壁には演劇のポスターがたくさん貼ってある。
ちょっと、昔の新宿の雰囲気。
客層も、いわゆる「ガキ」がいないのも良い。

生ビールを飲んだ後、ウーロンハイを注文する。
「今日は業務放棄して帰ったので、明日は出勤になっちゃったな。まあ軽く飲んで、10時か11時にはおひらきとするか・・・。」
独り言をぶつぶつと言う私。

すかさず
「いとうっ!なにウーロンハイなんて飲んでるのよっ!あたしなんかねっ!いつもロックよっ!焼酎ロックっ!お酒弱くなっちゃったのっ!ダメねっ!あたしなんかねっ!ロックよっ!ロックっ!」

SABUちゃんのマシンガントーク炸裂である。

黒糖焼酎をデカンタで注文して、二人でロックでがんがん飲む。
SABUちゃん、さすがキッチンドランカーの面目躍如である。

飲めば飲むほど、話は熱くなってくる。
「バッパーズ行ったときにねっ!牧さんたらねっ!『太ったなぁ』って言うのよっ!ひどいでしょっ!詩生くんはねっ!キャッチボールしてるしっ!岡地はいなくなっちゃうしっ!でねっ!牧さんたら『ふとったなぁ』って言うのよっ!ひどいと思わないっ!ねえっ!いとう聞いてるっ!?」
あああああ、輪廻しはじめた・・・・。
SABUちゃん爆発である。

約5時間いたが、私がしゃべっていたのが10分くらい。
残りの4時間50分は、SABUちゃんの独壇場である。

昔話に花が咲きまくり、明日の仕事もすっかり忘れ・・・・・。
お、おおぉっ!もう12時40分だっ!
日付は回っていた・・・・・。

新宿に実家があるSABUちゃんは、這ってでも帰れるだろうが、私は這っていると朝になってしまうのは間違いない。
何とか、電車に間に合った。

今朝は8時半には出勤して眠い目をこすりながら、昨日の仕事の続きを。

SABUちゃん、用があって毎週東京にきているそうだ。
スイマセン。
毎週はとても無理です・・・・・。

でも楽しかったぞ!

先日、入手したLPレコードである。

Gotta move on up


“GOTTA MOVE ON UP”
1980年代最後のころの、東京ブルース界のオムニバスである。

500円だった。
ワンコインである。

その話を、収録アーティストである小安田憲司氏に言うと、
「えっ!?これはなっ!限定盤のレアなレコードやっ!!」

ちょっと憤慨していた。

この裏ジャケがまた素晴らしい。

Gotta move on up 2


この小安田氏の若々しい表情。
お肌がツルツルしている。

この数年後に急逝された、石川二三夫氏の実兄である龍一さんの歌が収録されているのが良い。
しかも十八番だった “Hoochie Coochie Man”。
龍一さんの声は大好きだった。

私がバンドをやめてから、まだ数年程度しか経っていない頃なので、収録されているほとんどの皆さんが友人である。
その中でも、小安田氏の隣に写っているロングヘアーの男、ハンマーハープ遠藤氏とはよく飲んだ仲だった。

高校時代から通っていた阿佐ヶ谷の “Cadillac Baby” というブルーススポットがあった。今は”Checker Board” という名前でやはりブルースの店をやっているところだ(経営者は代替わりしてしまったよう)。
この店で知り合い、セッションもよくやった。
当時の店では、私は最年少の部類であった。
彼は5歳くらい年上だったような気がするが、ずいぶんとかわいがって貰った。
生意気にもかなりタメグチをきかせてもらったような気もする。
周りが Little Walter 派ばかりの中、彼はSonny Boy Willamson Ⅱ命だった。
独特の雰囲気を持った人で、Cadillacに行くと必ずいたような気がする。

そうそう、遠藤氏の師匠が マジックハープ・哲さんという方で、当時よく使っていた、荻窪の MISTY というスタジオの上のマンションに住んでいた。
ベースのマディ・高橋さんとか、そうそうちょっと小柄なやはり高橋さんというギタリストの人もいたなぁ。MISTYスタジオでセッションしたりした。
吉祥寺の曼荼羅でブルースセッションもいっしょにやったりしたなぁ。

先日の九段会館の終演後の飲み屋で、遠藤氏の話題になった。
遠藤さんどうしてるんだろう?

小安田氏も、吾妻氏も、いろんな噂を聞いているようだが、消息はわからないという。

もし消息をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報をお願いします。

3
10月

Crying time.

   Posted by: Masazumi Ito   in Blues'n Soul (ブルージーな仲間たちの項)

”Oh, it’s cryin’ time again, you’re gonna leave me.”

レイ・チャールズの名曲、”Crying time” の出だしである。
(もともとはC/Wの曲です)

そして、東京駅の新幹線改札口を背に、別れを惜しみむせび泣く男。
マクヴァウティ大和氏、である。

惜別の涙


もう、すっかり定例となっている「月例東西ブルース交流会」も4回目である。

今回は少々地味目に、東京勢は私とtom斉藤氏の2名である。

レギュラーのくどー氏は激務のドツボにはまっているようで、今回はお休み。
忙しいというのは良いことだ。がんばって稼いでもらって、また銀座の会員制マスクマン・クラブに連れて行ってもらいたいものである。

小安田氏は、夕方から用があるといっていたのだが・・・・・・・家で暇そうにしていたもよう・・・・・。
残念ながら、今回の飲み屋は東京駅構内の居酒屋にもかかわらず携帯電話が「圏外」の店で、飲み会も終わり外へ出ると電波が通じ、
「今どこで飲んでる?」小安田 18:54
というメールが飛び込んできたものの、すでに会はお開きであった。

さて、今回は「音楽(楽器)にハマったきっかけ」を各自が語った。
斉藤氏は「吉田拓郎→ディープ・パープル→オールマン→渡辺香津美」という波乱万丈なコースを歩いてきたそう。
私も「吉田拓郎→クリーム→ブルース」という、かなり青天のヘキレキっぽい。
マクさんは「ビートルズ」から始まったという正統派であった。
歳の離れたお兄さんがいるそうで、やはり兄弟の影響は多大なのであろう。

前回、突然のカプセルホテル宿泊になってしまったマクさんであったが、今回は東京駅で飲めば最終の新幹線(21:20)に間に合うだろう、ということで急遽決まった場所であった。

今回は大丈夫でした。
しかしながら、飲み始めて2時間もすれば酔いは回ってくるわ、なんか楽しくなってくるわで後半はかなりやばそうな雰囲気でもありました。

マク & ビッグ・パパ
マク「今日は帰りますが、来月は二泊でも三泊でもしまっせっ!!むふふふふ」

伊藤「やっとタスポ作りましたが、このタバコはどこの自販機に入ってません・・・・・」


tom
斉藤「来年はNG’s関西ツアーを実現させますっ!ダメなら私ひとりでもギターとハモニカホルダー持って駆けつけますつ!」

短期決戦で飲んでしまい、この後、目が覚めたら国立駅だったという斉藤氏。

「飲んだら座るな、座るなら飲むな」電車に乗る前の鉄則である。


迷子
さて、もう21時。店を出て改札へ向かうが・・・・。

東京駅は広い。

表示に従って歩いていったら、周りに誰もいなくなってしまった・・・・・・。

このまま迷子になって、最終新幹線に乗り遅れたらいいネタになったのだが。。。。。


ということで、今回は2時間半1本勝負。
芋焼酎ボトル1本。刺身、串焼き、揚げ物、枝豆、、、、、、もうちょっと飲みたかったな・・・・・と思いつつも、ここで我慢するのが男の子である。

マクさんも当然、口惜しそうに去っていく・・・・・・・。

さあ、それでは皆様・・・・・・・・・・・・・・・・・。

このむせび泣く男の写真をご覧になりながら・・・・・・・・・・・・・・。
再び “Crying time” をご唱和ください・・・・・・・・・・・・・・。

”Oh, it’s cryin’ time again, you’re gonna leave me.”

crying time



元々、「軽く1杯」という言葉は私の中には存在しない。
飲むなら思いっきり!
中途半端な酔いは駄目なのである。

やはり「最後はちょっと記憶が危うい」くらいまで行くとちょうどいい具合だ。
これ以上飲むと、翌日が辛い。

昨日は、大阪の BOOGIE ☆ RAMBLERS のマクヴァウティ大和氏が毎月1回上京される(会社の会議で)日だった。
7月から始まったこの交流会はこれで3回目である。
マクさんも、いくら会議とは言え宿泊は自腹だし、こちらも毎回毎回タクシー帰りでは妻の機嫌も悪くなる。

ということで、今回マクさんは最終の新幹線で帰阪するというスケジュールで、我々も東京駅近辺で軽く懇談して帰るか、という・・・・・・・当初の予定である。

最初に書いたが、私はどうも中途半端な酒は駄目だ。

そして、西からやって来たこの男も・・・・・・どうやら同じだったようだ。

酒が入ると、ついつい・・・・・。
ああああああ、とまらない・・・・・・・。

あんなに電車があるうちに帰るつもりだったのに・・・・・。

東西の酒好き男たちは、とても意思が弱い。



エチオピア今回の待ち合わせは、御茶ノ水。

早めに到着したマクさんは、ディスク・ユ〇オンで5枚1,000円のレコードを購入し、ご満悦。

そして、まずはカレーで腹ごしらえということに。
メンバーは、毎度のNG’s軍団から斉藤&工藤&私、そして斉藤氏の友人も加わった。


0倍カレーさて、こちらのカレー店は70倍まで辛さを選択できるという。
え〜、私はそれほど辛いものがあまり得意ではないので、そして大久保ライブの日に「青唐辛子」に大当たりしてしまったもので・・・・ノーマルのビーフカレーである。

30倍カレーみんなが3〜10倍のカレーを頼む中、ひとり30倍に挑戦する男あり・・・・・。

30倍の男やはり・・・・・想像通りでしょ?

皿の盛りがすごいね。

ふむふむほぉ〜、なかなかいいお味ですこと。

んっ?うっ!ちょ、ちょっときましたね・・・。

あわわわわわわふぉ、ふぉれは、ひょっと、ふぁらいれすよ(これは、ちょっと、からいですよ)。

涙のカレー人生ふぁ〜、ろめんらふぁい〜(わ〜、ごめんなさい〜)。

30倍の汗体中の毛穴から、汗が吹き出す。

決して卑猥な部分ではありません。

オリオンビール中生!
満腹になったので、駅前の沖縄居酒屋へ。

オリオンビールの中生がうまい。


「どなん」をグビグビ男は黙って「どなん」の60度!

「どなん」をゴクゴク新幹線の最終時間を気にしつつも、ハイペースで「どなん」を流し込む。

ああ、新幹線よ、さようならそして・・・・・・

この満足そうな男たちの表情を見よ。

すっかり、新幹線の最終は行ってしまった。

すばらしき意志薄弱な男たち。

ただの酒好きまあ・・・・・・・・。

ただの酔っ払いという気もしないではないが・・・・・。

「我々の怒りを歌にするのだっ!!」

という、酒の席の話題。


もう日付は変わってますこれで帰ればよいものを・・・・・。
場所を神田に移し、また飲む。

予想外(想定内?)の展開にマクさんは急遽、神田のカプセルホテルで泊まることに。
謎のチャイニーズの女性たちが言い寄ってくる駅前で記念撮影。

また、やってしまった・・・・・・。
しかし、マクさんはまた来月もやって来るのである。

我々は同じ過ちを何度も繰り返すことであろう。

けっして賢くはない。。。。。。。

小安田さん、今回は来れなくて良かったですね・・・・・。

娘も中学2年生になると、なかなか生意気である。

だが、毎月1日のお小遣い支給日はとても気持ち悪いくらいにニコニコして、猫なで声で話しかけてくる。
それに乗せられて、ニコニコ小遣いを渡す父親も情けないのであるが・・・・・。

で、ある日のこと、給料日、じゃなくてお小遣い支給日でもないのに、やけにニコニコしてやってきた娘は,新手の手法を考えついたらしい。
何かの折に入手したらしい「図書カード」を父親に換金させる、という技だ。

「ねえねえ、おとおさ〜ん、この1000円の図書カード買わない〜?」

「よく本屋に行くんだから、漫画でも何でも、好きな本を買えばいいじゃないか」

でも、中学生ともなれば、いろいろと物入りのようで、友だちと100円マック食べたり、そういったお付き合いもあるようだし・・・・・
小出し、小出しにされて、気づくと私の財布の中には、図書カードが5000円分も溜まっていた・・・・・。

昨日、帰りにふと図書カードのことを思い出し、「ブルース&ソウル・レコーズ」の新刊を購入した。
やっと役にたった。。。。。。

今月の「ブルース&ソウル・レコーズ」はボ・ディドリーの追悼特集である。
ああ、やっぱり死んじゃったのねぇ、などと思いながら帰りの電車で読む。

長見順さんのインタビューもあった。
旧友、岡地曙裕氏の奥様であられるが、もうかなり長い間お会いしていない。10年は経つだろうか。
相変わらず、ぐいぐい呑んでいるようだ。
素晴らしい日本酒夫婦である。
強力なリーゼントに重そうなつけまつ毛の写真に、思わずタジタジとなる。
もちろん、CD買わなきゃね。

新譜は9月19日発売だそうです。
図書カードは・・・・・・ダメですよね。

1,000円の図書カード