2008年10月の投稿

毎月15日を過ぎると、一週間程度は事務処理が落ち着き、突発な案件でも入らないかぎりはちょっと落ち着ける。
で、早めに帰るぞ!と、友だちと飲む約束でもしようものなら、たいてい邪魔するかのように仕事が入る。
昨日は御殿場から旧友SABUちゃんがやって来るというので、久々に飲むか、ということになっていた。が・・・・・

朝から見積もり3連発。その他モロモロであったが、時間に遅れたらどんな仕打ちが待っているのかわからないので、業務打ち切り!
18時すぎには、他の連中があたふたしている中、事務所を逃げるように出たのであった。

初めて入った「浪漫房」という新宿の居酒屋。
でかいアンモナイトのような入口から入って地下へ。
ちょっとレトロチックな、なかなかいい感じの店だ。
真ん中のシャンデリアが、これまたいい。

浪漫房


金曜の夜なのに、それほど混んでもいない(時間が経つにつれて満席になったが)。
壁には演劇のポスターがたくさん貼ってある。
ちょっと、昔の新宿の雰囲気。
客層も、いわゆる「ガキ」がいないのも良い。

生ビールを飲んだ後、ウーロンハイを注文する。
「今日は業務放棄して帰ったので、明日は出勤になっちゃったな。まあ軽く飲んで、10時か11時にはおひらきとするか・・・。」
独り言をぶつぶつと言う私。

すかさず
「いとうっ!なにウーロンハイなんて飲んでるのよっ!あたしなんかねっ!いつもロックよっ!焼酎ロックっ!お酒弱くなっちゃったのっ!ダメねっ!あたしなんかねっ!ロックよっ!ロックっ!」

SABUちゃんのマシンガントーク炸裂である。

黒糖焼酎をデカンタで注文して、二人でロックでがんがん飲む。
SABUちゃん、さすがキッチンドランカーの面目躍如である。

飲めば飲むほど、話は熱くなってくる。
「バッパーズ行ったときにねっ!牧さんたらねっ!『太ったなぁ』って言うのよっ!ひどいでしょっ!詩生くんはねっ!キャッチボールしてるしっ!岡地はいなくなっちゃうしっ!でねっ!牧さんたら『ふとったなぁ』って言うのよっ!ひどいと思わないっ!ねえっ!いとう聞いてるっ!?」
あああああ、輪廻しはじめた・・・・。
SABUちゃん爆発である。

約5時間いたが、私がしゃべっていたのが10分くらい。
残りの4時間50分は、SABUちゃんの独壇場である。

昔話に花が咲きまくり、明日の仕事もすっかり忘れ・・・・・。
お、おおぉっ!もう12時40分だっ!
日付は回っていた・・・・・。

新宿に実家があるSABUちゃんは、這ってでも帰れるだろうが、私は這っていると朝になってしまうのは間違いない。
何とか、電車に間に合った。

今朝は8時半には出勤して眠い目をこすりながら、昨日の仕事の続きを。

SABUちゃん、用があって毎週東京にきているそうだ。
スイマセン。
毎週はとても無理です・・・・・。

でも楽しかったぞ!

ありました。

youtubeに。

えっ?

ロックじゃないかっ!って?

まあ、堅いこと言わないで。

ちょっと、芸があまり見れませんが・・・・。

また来日したら、見に行ってやってください。


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「チケットのページ」更新しました。

今回出てきたのは3枚です。

Willie Walker を見た数日後に、O.V.が出てくるなんて・・・・・。
素晴らしいタイミングです。

O.V.Wright
Bo Diddley & Bo Gumbos
The Meters

先日はピストル・ピート (Pistol Pete)の素晴らしい芸の話を書いたが、やはり見ていない人にはその凄さが伝わらないに違いない。

三日三晩考えた挙句に、
そうだ!せっかくのブログじゃないかっ!
皆さんに見せる手立てはあるではないかっ!

と、はたと気づいたのであった。

大丈夫ですか?
と、言われる前に行っておこう。

別に酔っているわけではありません。
シラフです。

え?そのほうが怖い?


歯です
まずは、ジミヘン・フリークは必須の「歯弾き奏法」である。

この技で前歯が欠けてしまったという人は、意外に多い。


背中です
次に掲げるは、ブルース会の王道である「背面奏法」。

T-ボーン・ウォーカーから伝わる、最古の芸である。

ギターを背面に抱えた瞬間に、左手をフレットから離してしまうと悲惨な結末が訪れる。

フレットはもう見えないのである。

一本足です
ピート氏考案と思われる、「一本足奏法」。

一本足打法と比べ、あまり格好がよくない。

意外にもバランス感覚を保つのが難しく、50歳以上のギタリストにはあまりお勧めできない。

ちなみに、ピート氏はこの奏法を2回ほど披露したが、どちらの時も同じフレーズしか弾けなかった。


おしりです
ケツ弾き奏法」である。

おしりに弦をこすり付けて音を出す。

終演後、ギターがピカピカになっていれば成功である。

ディストーションのかかっていないギターでは、大幅にしょぼい音しか出ない恐れがあるので注意が必要だ。


タオルです
「タオル奏法」。

真意はわからないが、この奏法の前にフィンガーイーズをフレットに吹き付けておけば、とても滑らかな指さばきにつながること受けあいである。

かなり笑われることを事前に覚悟する決断が必要でもある。


イッキです
「イッキ飲み奏法」・・・・・・・・・・。

もう、ここまで来るとコメントのしようがない。
が、とりあえず、ぐいっ!と一気に行く勇気が必要。

ジミヘンがまだ生きていても、絶対にやらないとは思うが、これを牛乳やコーラで代用すると、さらに受ける可能性を秘めている。
まだまだ、成長する芸と見た。

当日、ピートはちょっと残してしまい、少々かっこ悪かった。
肺活量も必要である。

あと、開演前に余分な水分を摂らないこと。


資源ごみは決められた日に
ピートは飲み終えたペットボトルを、地道に隅のほうへきちんと置いた。

見習わなければいけない。

ちなみに、ラベルは剥がして、中をゆすぎ、ふたはプラスティックごみに出すこと。
ペットボトルはもちろん資源ごみの日に出さなければいけない。

先日、入手したLPレコードである。

Gotta move on up


“GOTTA MOVE ON UP”
1980年代最後のころの、東京ブルース界のオムニバスである。

500円だった。
ワンコインである。

その話を、収録アーティストである小安田憲司氏に言うと、
「えっ!?これはなっ!限定盤のレアなレコードやっ!!」

ちょっと憤慨していた。

この裏ジャケがまた素晴らしい。

Gotta move on up 2


この小安田氏の若々しい表情。
お肌がツルツルしている。

この数年後に急逝された、石川二三夫氏の実兄である龍一さんの歌が収録されているのが良い。
しかも十八番だった “Hoochie Coochie Man”。
龍一さんの声は大好きだった。

私がバンドをやめてから、まだ数年程度しか経っていない頃なので、収録されているほとんどの皆さんが友人である。
その中でも、小安田氏の隣に写っているロングヘアーの男、ハンマーハープ遠藤氏とはよく飲んだ仲だった。

高校時代から通っていた阿佐ヶ谷の “Cadillac Baby” というブルーススポットがあった。今は”Checker Board” という名前でやはりブルースの店をやっているところだ(経営者は代替わりしてしまったよう)。
この店で知り合い、セッションもよくやった。
当時の店では、私は最年少の部類であった。
彼は5歳くらい年上だったような気がするが、ずいぶんとかわいがって貰った。
生意気にもかなりタメグチをきかせてもらったような気もする。
周りが Little Walter 派ばかりの中、彼はSonny Boy Willamson Ⅱ命だった。
独特の雰囲気を持った人で、Cadillacに行くと必ずいたような気がする。

そうそう、遠藤氏の師匠が マジックハープ・哲さんという方で、当時よく使っていた、荻窪の MISTY というスタジオの上のマンションに住んでいた。
ベースのマディ・高橋さんとか、そうそうちょっと小柄なやはり高橋さんというギタリストの人もいたなぁ。MISTYスタジオでセッションしたりした。
吉祥寺の曼荼羅でブルースセッションもいっしょにやったりしたなぁ。

先日の九段会館の終演後の飲み屋で、遠藤氏の話題になった。
遠藤さんどうしてるんだろう?

小安田氏も、吾妻氏も、いろんな噂を聞いているようだが、消息はわからないという。

もし消息をご存知の方がいらっしゃいましたら、ぜひご一報をお願いします。

昨夜は”P-Vine Blues Festival” へ行ってきた。
九段会館である。
懐かしい!
アルバート・コリンズの初来日や、エディ・クリーンヘッド・ヴィンソン&ピー・ウィー・クレイトンを思い出す。
両方とも、スタッフとして会場整理をした思い出が。
そして、20数年ぶりに・・・・・。


九段会館


小安田憲司夫妻らと会場の入口で待ち合わせ。
吾妻光良夫妻も久々にお会いした。
「ぎゃははははっははっはは、伊藤だぁぁぁぁぁ、ぎゃはははっははははは」
久々に会うなり、笑うのはやめて下さいっ。

第1部は、上田正樹さんと有山じゅんじさんの懐かしいデュオ。
「ぼちぼちいこか」の平成版です。
途中、「本日のスペシャルゲスト!」と呼ばれて出てきたのが、なんと金子マリさん。
うわ〜、1曲コーラスつけただけで引っ込んでしまった・・・・。も、もったいない・・・。

第2部の始まる前の休憩で、小出斉さんを発見。
いや〜お会いするのは10年ぶりくらいでしょうか。
私の結婚式で、「組曲・伊藤の唄」という曲を作ってくれた方です。
ロビーで固い抱擁(気持ち悪いね)をして
小出「いや〜久しぶりぃ〜」
伊藤「僕のツインリバーブはどこへ行ってしまったのぉ〜」
小出「うっ・・・・・・・・・」
貸したままです。

そして第2部のピストル・ピート(Pistol Pete)登場!
うわっ!ろ、ろ、ろ、ロックだっ!!
す、すごい!これほどの歪み系は久々だ。
ジミ・ヘン・マナーの爆音ブルースギタリストとは聞いていたが・・・。

し、しかし、芸は凄いぞ。
歯で弾く、背中に乗せて弾く、なんぞはまだまだ。
あまり格好のよいものとは思えない「一本足奏法」、これはバランスのよさをアピールしているのだろうか?

そして、おもむろにタオルを左手に絡ませて弾く「タオル奏法」。
・・・・・・・・よくわからない・・・・・・・・・・。
小出説によると、これはネックをきれいに拭いている奏法である、とのことだ。
ラストの”Voodoo chile” ではジミ・ヘン顔負けのアメリカ国家 “Star-Spangled Banner”。
しかしながら、コードをふってしまったので、「ジミヘン、ギターカラオケを弾く」のようになってしまったのが少々悲しい。
そして、ギターをお尻にまわし、「ケツ弾き奏法」。
吾妻説によると、これはギターのボディをピカピカにしている奏法である、とのことだ。

きれい好き、ピストル・ピート?

ところで、最大の見せ場といえば「ペットボトル一気飲み奏法」!!
左手でハンマリングをかましながら、右手に持ったミネラルウォーターのペットボトルをステージ真ん中で一気飲み!
いやぁ〜目が点です。
こんな、おもしろい男はいません。
何が凄いのかが、よくわかりませんが。

しかも・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
全部飲み干せませんでした・・・・・・・・。

そのペットボトルを、きちんと後ろのほうへ置く姿なんぞ公衆道徳を守る好青年そのもの。
育ちがいいんじゃなかろうか、という結論に達したのだが。。。。。

1時間弱のステージ、まだまだ書きたいことはあるが、これは是非見てもらいたい。
P-Vineさん、ぜひDVDを!

すっかりピートの話ばかりになってしまったが、第3部のウイリー・ウォーカー(Willie Walker)も素晴らしかった。
ありがちな、バックバンドだけの演奏もなく突然登場したウイリー・ウォーカー。
あれ、ち、ちいさい・・・・・・。こ、子供か???
周りの連中がでかいのか?
Little Willie Walker ?

でも、第一声でぶっ飛ぶ。
O.V.ライトマナーのボーカル!素晴らしい。
そして、あのゴールドワックスの雰囲気満載のバックメン “The Butanes”も素晴らしい!

アンコールでは何と “Turn on your love light”!
最高ですね!

ほんと、バラエティに富んだショウでした。

会場を後にして、もちろん近所の居酒屋へ。
小安田氏が安居酒屋の定番「〇くら水産」をリクエスト。
うまい具合にあるものだ。九段下の交差点に。

酒宴の肴は、やはりピストル・ピートくん。
皆さん、ご満悦のもよう。

最後に、「〇くら水産」を退店するご一行様の図。
一番先頭の人は・・・・・・・・・・・・・いや、何でもありません・・・・・・・・・。


飲み会終了

最近は休みの日も、家族の皆さんはいろいろと忙しいらしく、どこかへ出かけてしまうので、一人取り残される状況がよくある。

こういうときは練習である!
最近、バンドの練習も日があいてしまっているので近所のスタジオへ行く。

2時間みっちり。

シンラインです


最近ちょっと気に入っているシンラインである。

以前も書いたが、私はストラトやレスポールは似合わない男らしい・・・・・。

リハが平日の場合、スタジオのギターをレンタルするのだが、これがレスポールかストラト。
しかも、弦が.009なので毎回切れる始末。
.010と.009でこれほど違うものなのか・・・・・。

9月のライブ前日のリハもレンタル。
レスポールの弦が切れたので、途中でストラトに代えてもらった。

ちょっと記念撮影。

ストラトです


あれ?
これってさあ、
悪くないんじゃない?

いけますよね。

でも、私のピッキングだと、ピックアップの切り替えスイッチがバシバシ当るので、音色もバシバシ変わってしまう。

やはりダメらしい・・・・・。

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