2012年4月8日の投稿

先日の奉納プロレスで、酔っ払っていたので記憶がイマイチだが、確か玉井さん(だったと思う)から「湾岸音響スタジオ」が3月いっぱいで閉まるという話を聞いた。
このスタジオ、まあP-Vineのスタジオ、みたいなもんだから、ここ最近のP-Vineの動向からして、うん、まあそうか、などと一人勝手に納得してはみたものの・・・・。
あれ?そう言えばオレのツイン・リバーブって、あそこに置いてあるんだよなあ。

話、遡ること30年。
昔はライブハウスに出るには楽器だけじゃなく、アンプ類も自前だったんですよ。
ちょうど二十歳くらいの頃、Fenderのツイン・リバーブを購入した。
当時、使っていた荻窪のMistyというスタジオの東海林氏(「しょうじ」ではなく、「とうかいりん」と読む!!)のツテで新宿のELK、いやもうKEYになっていたか、で激安の16万で手に入れた。
ちょうど銀パネの後期の頃で、100Wではなく135Wの爆音バージョンである。

ちょうど20年前、自分の結婚式の二次会を吉祥寺の「のろ」でやるので持ち込んだのが最後だったような気がする。
その後、小出斉さんに貸して、しばらくは高円寺のJIROKICHIに置いてあった。
スピーカーが1発飛んだので、JBLを入れてたいへん重くなったという話を風の噂に聞いた。

それからだいぶ経ってから、「湾岸音響スタジオ」に移り、もう1発のスピーカーもJBLに換装され、もう誰も一人で持てる重さではなくなってしまった、との風の便りも聞いた。



ということで、今回のスタジオ閉鎖の報を聞き小出さんに尋ねてみると、「ええっ!それは知らなかった」と大騒ぎになったものの、スタジオの鷲津さんに連絡を入れてもらい、アンプ回収ということになったのである。
鷲津さん、25年くらいぶりにお会いした。あの頃はFM東京にいらして、たいへんC調な方として有名であった。
河内音頭の布教者?としても有名な方であります。

スタジオはこの倉庫の3階にあったものの、この日は機材は5階のものの見事な倉庫に並べられてあった。



すっかり年季の入ったツインさんと20年ぶりのご対面。
ちょっとお顔が黒くなったわねえ。

今回、私と小出さんのためにマイカーを出して、この重機を運んでくれた田辺のりゅうちゃん、誠にありがとうございました。
小出さんに、味噌ラーメン一杯で騙されちゃダメだよぉ。



そっと後ろにまわってみる。

おおおおおおっ!

見事にJBL入ってるよ。



で、こいつを自宅へ持って来ようかと思ったのだが、家で使うにはちとデカすぎる。
家族の冷たい目線に晒されるのは明白。さて・・・・と思ったところに、最近プライベート・スタジオを作ったという、私の仲間内では一番の出世頭であるT垣氏のことを思い出した。
「夜中でもマーシャル轟音可能です」という言葉を思い出し、それならツインの1台や2台、どおってことはなかろう。
と、勝手に思い込み、T垣スタジオに置く段取りをつけてしまったのである。

で、そこで真空管交換をする小出師匠の図。


このプライベート・スタジオも凄い。
土足で入っていいの?くらいな感じ。
近いうちに遊びに来てレポートしましょう。

で、T垣氏のバーニー・ケッセル・モデルで試奏する小出師匠。
このギター、後期のT-Boneも持ってたレアものである。


いやぁ、やっぱツインのリバーブはサイコーやね。
このギターとの相性もバッチシ。

あ、あれ?音がブチブチ言ってるよ。
ああ、真空管の接触だったのね。

あ、あれ?フットスイッチ無くなってるよ?
トレモロだめじゃん。

とは、言いつつも無事に引越し終了でメデタシメデタシ。