さて、日付が変わってしまったので、もう8月15日だ。
前回にも書いたが、世間はお盆休みだが、私は出社である。
昨夜は、渋谷で吾妻光良さんの E-CHANG BROTHERS を見に行く予定であったが、NG’sのリハやら、墓参りやら、次女のバレエのコンクールやらですっかり疲れてしまったらしく、自宅謹慎状態であった。
「行きます!」と元気にメール返信したのに、申し訳ございません、中川”野獣”清さん。
黙って家にいてもしようがないので、本屋でレコードコレクターズの最新号を買う。
ロバート・ジョンソンの特集である。
そして、日本のレコード業界の重鎮である石坂敬一さんの筆による、中村とうようさんの追悼文が。
奇しくも、時を同じくした武蔵野美術大学での「中村とうようコレクション展」の詳細記事も。
展示品に関して詳しく記されているので、これを読んで興味がわいた方は、ぜひ見に行かれることをお勧めする。現在、大学の夏休み期間中のため休催中のはずだが、9月24日まで開催されている。
で、もう1ヶ月以上経つが、「BLUES & SOUL RECORDS」の最新号もロバート・ジョンソン特集であった。
ではなく・・・・・定番の訃報特集の中に・・・・・・
ジャック・マイヤーズ。
知る人ぞ知る、シカゴブルース界の変態ベーシスト。
ヴァンガード時代のバディ・ガイを聴いていただければ納得。
CHESS時代のバディのバック、初期のジュニア・ウエルズも殆どこの人のベース。
ルイジアナの悪名高き大プロデューサー、ヒューイ・モー(Huey P. Meaux)も亡くなっていた。
これでもか、というぐらい監獄入りされたお方。。。。。
でも、Barbara Lynn の名作、 JAMIE の “You’ll Lose A Good Thing” は、この人の手になるもの。
そして・・・・ベニー・スペルマン(Benny Spellman)も、鬼籍に入られてしまった。
知名度こそイマイチだが、Ernie K-Doeの大ヒット曲 “Mother-In-Low” のバリトンボイスがスペルマンだ。
実は私、この人が大好きで、”Lipstick Traces” という名曲は私の生涯鼻歌第1位を獲得するのではないかと思えるほど良く口ずさんでいる。
若い頃は相当な人気モノだったらしいが、ブームが去った後はずっとビールの販売業を生業としていたらしい。
地味なようで、ちょっとノベルティなベニー。
おっと、最近の動画でベニーの娘さんを発見!
お父さんの大ヒット曲、”FORTUNE TELLER”
そして最後に。
脳卒中で病床につくベニーとニューオリンズのギタリスト、ディーコン・ジョン・ムーアのコラボ。
涙なしでは見れません。
埋め込み禁止なので、下記URL からどうぞ!
http://youtu.be/zCgw3VEZ1_4
8BANDY 70018)
(P-VINE PLP-344)