昨日は取引先のお歳暮購入に出向いた。
中元・歳暮、年2回の行事である。
天下の〇越デパートだ。

もう20年前になるだろうか、〇越の本店に一週間ほど「店頭研修」なるものに行かされたことがある。

私は「靴下売り場」に配属された。

きつかった。
一日中立ちっぱなしということが、こんなにきついとは・・・・・。
やっと最終日に慣れた。
人間って、慣れるもんだな。

さすが、天下の〇越である。
店員の数は膨大だ。
なんせ、当時バブル真っ盛り。
でも、平日午前中のお客さんの入りはいまいちだった。

店内は〇越の社員で溢れかえっていた。

靴下を売ると言っても、
3足千円の靴下しか履かない人間としては、〇越の靴下は高級品だった。

1足一万円超えのカシミヤの靴下なんてある。
これが売れるなんて。

カシミヤ、私にも売れた。
成城のマダムみたいな奥さんが買っていく。
しかも3足。

住む世界の違いを見せつけられた。

会社の先輩が、向かいの紳士下着売り場に配属されていた。
100万円の「らくだ」の上下があるらしい。
どこが違うのだろう?

その時、これが売れたのは数年前に、S原文太が買っていったのが最後、という話を聞かされた。

いろんな世界があるもんだ、と思ったものだ。
その〇越さんも縮小縮小で、あの当時は考えもしなかったI勢丹と合併か・・・。

時代は変わります。
あっと言う間に。

お歳暮

この投稿は、2008年11月29日 土曜日に、カテゴリー「Everyday I have the Blues (日記の項)」に投稿されました。
トラックバックURL : http://masazumi-ito.com/archives/839/trackback

コメントを残す

名前 (*)
メール (公開はされません) (*)
WEBサイト
コメント