むかしむかしの話。
まだ中学生だった頃、友人3,4名で新宿へ行った。今は亡き、新宿のディスクロードというレコード店主催のビデオ・コンサートに行くためだ。
当時は市販のビデオなんてあるわけもなく、海外ミュージシャンの動く姿を見るには、来日コンサートに行くか、たまにテレビで放映される機会を待つくらいしかなかった(例えばNHKのヤング・ミュージック・ショー)。
このビデオ・コンサートは2,3回見に行ったが、なぜか一番印象に残っているのはテン・イヤーズ・アフターのアルヴィン・リー。妙にかっこ良かった。

で、コンサートへ行く前の腹ごしらえに東口のマクドナルドへ行った。そこで各々が注文する。その中でゲーリー・セイン(ユーライア・ヒープのベーシスト)のヘアスタイルが大好きだった、I田くんがいた。

I田「すいません、ハンバーガーとビッグマックで」
店員「お飲み物はいかがですかぁ?」
I田「はい、ハンバーガーとビッグマックね」
店員「ええ、でお飲み物は?」
I田「だからねえ、ビッグマック!」
店員「だからお飲み物は??」
I田「ビッグマックだよぉー!!」

私達は、I田くんがマックシェイクを頭に浮かべながら「ビッグマック!」と連呼していることに気づき始めたが、おもしろいのでずっとやりとりを聞いていた。
ロック少年、I田くんも熱いが、35年前のマックの店員も熱い。アホな応酬が続いた。

Big Mac - Rough Dried Woman今までの話は全く関係ない。
ビッグ・マックはブルース界にもいた。
“Big Mac / Rough Dried Woman”、 P-Vineの「シカゴ・ブルースの25年」でもCD化されているようだが、白眉のシャウター、ビッグ・マック氏!
何よりも凄いのは、バックでギターを弾きまくるヒューバート・サムリン!!もちろん、こちらがお目当て。

ちなみに、池袋のサンシャイン・シティにあるマクドナルド(奥にある方)、ブルース・ファンの方、一度は行ってみたら?

この投稿は、2008年2月27日 水曜日に、カテゴリー「Phonograph Blues(レコード,CD,DVD,映像等の項)」に投稿されました。
トラックバックURL : http://masazumi-ito.com/archives/184/trackback

コメント(1)

 1 

[...] 以前、彼の逸話は紹介済みであるが(逸話1・逸話2)この日もなかなかに話題の中心人物であった。 [...]

2010年8月15日 21:09

コメントを残す

名前 (*)
メール (公開はされません) (*)
WEBサイト
コメント