Little Willie John 45’sリトル・ウイリー・ジョン(Little Willie John)のシングル盤4発でございます。

“Talk to me, talk to me”, “Fever”, “All aroud the world” etc・・・ウイリー・ジョンの名曲は数多いのに、日本ではどうも評価がいまいち。
ファンはかなりいると思われるのに、日本でのリイシューもいまひとつといった印象。
私が初めて聞いた頃も、再発盤の “Talk to me” (ジャケットが最高)と “Free at last” が辛うじて入手できた程度で、その後KING盤を集めたGUSTの2枚組(これはシングルジャケットにLP2枚を詰め込むツワモノだった)が出て、やっと食傷気味が解消された。
日本盤でやっと “Fever” が発売され(P-Vineでしたっけ?Vividでしたっけ?)、その頃に英チャーリーあたりもリイシューされ始めたような・・(曖昧な記憶)。

レコーディング自体もそう多くないはず。1960年代の中頃に殺人を犯し、その数年後にはハートアタックで獄中死するという、あの美声からはちょっと考えにくい喧嘩早い男だったようだ。
本当にすばらしいヴォーカリスト。もう少し素行が良く、長生きしていれば、相当な世界的ビッグ・アーティストになっていたに違いない。
天は二物を与えず、といったところか・・・。
ついでに言っておくと、バックを務めるミッキー・ベイカーのギターも、これまたたまんないっす!

それでは、リトル・ウイリー・ジョンのシングル盤4枚です。
 King 5591 – Fever / Bo-Da-Ley Dino-Ley – 1962 (ストリングス入り)
 King 5818 – So Lovely / Inside Information – 1963
 King 5744 – My Baby’s In Love With Another Guy / Come On Sugar – 1963
 King 5516 – Take My Love (I Want To Give It All To You) / Now You Know – 1961
なんと言っても “Inside Information” が素晴らしい。彼のバラードはどれも泣かせる出来ばかりだが、この曲がほとんどベスト盤に入らないのが何故なのかわからない。ぶつぶつぶつ・・・・・・。

ちなみにMOTOWNの “Switched on blues” に入っている、ウイリー・ジョンのお姉さんメイブル・ジョン(Mable John)の “I guess there’s no love” も大好きな曲です。

この投稿は、2008年2月19日 火曜日に、カテゴリー「Phonograph Blues(レコード,CD,DVD,映像等の項)」に投稿されました。
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コメント(4)

koyasuda
 1 

本当に素晴らしいな。わしもinside informationのシングル持ってます。あとDo something for meも。
cdも4枚ありますが、Inside informationは最初に買ったcharlyのFeverってやつにしか入ってないな。
仮出所の時のものだったか、8ビートガンガンやってるcdもありますよ。音質は劣悪ですが。歌も演奏もバッチリです。

2008年2月19日 22:28
ito
 2 

>koyasudaさま

いやぁ〜、リトル・ウイリー・ジョン、最高ですよね!
久々に “Talk to me” や “Let them talk” 聴いたら涙出ちゃいましたよ。
で、仮出所中の録音?そんなオゾマシイ頃のサウンドがあったんですか!今度聴かせてください。

2008年2月20日 0:48
koyasuda
 3 

おれも聴いたよ。すごいです。凄すぎます。
suffering with the bluesとかも、非の打ち所がありません。
本当はcapitolが権利を持っているとかなんとか、書いてあったような。弟がからんでいてとか。しかし、肝心のところははっきり書いてなかったように思いますが。

2008年2月20日 0:58
ito
 4 

動いてるウイリー・ジョンなんて・・・・ないよねぇ・・・。

音だけで充分すぎますが。
上手いとか、そういう次元を超えちゃってる人ですな。

弟?そういえば兄弟が死ぬほどたくさんいるという話を聞いた記憶が。

2008年2月20日 1:45

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