先月末(9/28)にリペアで入院していた 1968年製の Framus Carevelle。
10/25に無事退院でございます。
さ~あ、どうかなぁ~

いかにもビザールって感じですね(笑)
安っぽい、と言ってはいけません!
まぁ、たしかに40年以上前に買ったときは、29,800円でしたが(汗)
でも、先日ネットで調べたら、同じ年代・同じ色のモデルが軽く20万円超えで出てましたね(海外のサイトでした)。
なぜこだわるか?って?
いやぁ、中身空洞のフルアコ仕様、軽いからですっ!
おそらく3kg以下です。
年相応ってやつですね。
ちなみに、335をMONOのケースで運ぶと腰痛になります。。。

ヘッドのロゴは、ほご消えかかってます。
上の写真にあるように、ピックガードには辛うじて Framus って読めますね。
ネックジョイントは16フレット。
エピフォン・カジノやギブソン・ES330と同じですが、あちらは22フレット、こちらは21フレット仕様。
あ、それから、私が持っているギターで唯一の「アーム」付!
そんなもん使うんかい?
と言われそうですが、アイク・ターナー聴いてると使いたくなっちゃうじゃあないですかぁ~!

シングルコイル2発!
ハウリング防止のためにポッディング(蝋付け)してガッチリ固定してもらいました。
昔、遊びでピックアップに向かって叫ぶと微かにアンプから声が出てきて、芸の一つとして使ってましたが(笑)、あればしっかり固定されていないダメなピックアップなんだそうです(汗)
ということで、ポッティングによりハウリングはだいぶ軽減されているはずだ、とのことです。
(まだスタジオで音出ししていないのですが)

Fホールです。
むかし初めてこのギターをライブで使用したとき(1984年頃の吉祥寺・曼荼羅でした!)強烈なハウリングが発覚してFホールにガムテープを貼りました(笑)
そう、グランド・ファンク・レイルロードのマーク・ファーナー仕様です!
いやいや、あちらはネックがアルミだったか。
結局、その日を最後にライブで使うことは無くなりました。
数年前、わりと音量の小さい友人たちとのスタジオセッションに持っていきましたが、それでもハウるのでトーンを調整したり、音を更に絞ったり、立ってる位置を変えたり、もう大変だったので、またお蔵入り(涙)

実は、ただのFホールではないっ!
上の写真、一見普通のFホールですが、埋めちゃってます!
しかも中には吸音材も!!
このギター、左のFホールだけなので(右側は穴が開いてないのねぇ~)ここを塞げば中は密室(笑)
逆に言えば、このギターはこの左のFホールとリアピックアップ下にある配線用の穴があるだけ。
中の配線、ポッドなどを引っ張り出すのに相当苦労されたもよう。
(フロントピックアップはボディの上に乗っかっているだけなので、ここの穴は無し)

写真はありませんが、このギターボルトオンの4点留めのタイプ。
実はお蔵入りになっていたもう一つの原因は、ネックの反り(逆反り!)というか、ちょっとねじれ?なので弦高が高くなって弾き辛い。
それも調整して貰いました。
ジョイント部分に木材かまして調整してもらったようです。
ということで、大枚つっこんでリフレット!
安物のギターに何してんだよぉ~、と言われるかもしれませんが、既に市場価格は20万円であります!!
これからの老後人選、軽いギターは必須!
いちおう、SGとかフライングVとか、軽いのありますが、やっぱハコものでしょう(強がり)。
ただ、リフレットのおかげで無茶苦茶弾きやすくなって大満足なのです。

ゼロフレット仕様です。
これって、なんの得があるんだろ???
ちなみにナットも金属製なので、ここで弦が切れたりしないか?
あと、実はこのネック、すごく細いのです。
カマボコ板みたいな強面のネックも嫌だが、あんまり細いネックも実は弾き辛かったりします。
たいして指が長くない私が言うのもなんですが、2弦一緒に押さえちゃったり、1,6弦はビブラートでネックから落ちちゃったり。
まぁ、太くて指がつるよりマシかしら(笑)

数日後、NG’sのリハがあったので持参。
大音量のNG’sサウンドの中、見事ハウリング無し!!!
さすが、凄腕リペアマンの豊嶋氏!!!
ビックリです。
あれほどハウリングにびくびくしてたのに。
これから出番増えそうな予感(笑)


-THE NG's-
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