去年の暮れにシャーウッド・ギター・ワークショップの太田さんに預けていたIBANEZのGB-10こと”ジョージ・ベンソン・モデル”。
やっと出来上がった。暇なときにお願いしますと言ってあったのだが随分時間がかかったので聞いてみると、ずいぶんと苦労されたらしい。

最初は劣化したピックガードを付け替えて、その裏に配線されているのが原因で音が出なくなったと思われるリアピックアップの修理だったのだが、予想以上に病は大きかったもよう。
さすがの太田さんも少々苦虫をつぶしたような口調で「いやぁ、今回は参りましたよ」。

モロモロになってしまったピックガード。素材がセルロイドらしく、これの腐敗による影響がアッセンブリー全体に及ぼされていたらしい。
当然、ポッド関係から、配線まで全交換。
どうもピックアップに近い箇所から緑青がふく度合いが高いと思ってはいたが、極端な話セルロイドの腐敗が毒ガスを吐き出し、周りに悪影響を与えていたということか。
はがれ気味だったバインディングも直してもらい、きれいになっていた。
「こいつはアイバニーズに出して、見せてやりたかったね」と言われるとおり、ブリッジの溝切りも不完全だったらしく、これも手直し。

なんだかんだで、予想以上の修理代に少々涙が。
でも太田さん曰く「いやぁ、この倍もらってもいいくらいだよ」。
たしかにハコもののギターの修理はたいへん。レスポールなんか裏蓋外せば楽勝だけど、セミアコ、フルアコはそうもいかない。

太田さん、大手術ご苦労様でした。

次回は20数年前に太田さんから購入したフラマス(Framus)のオーバーホールをお願いしようと思ったが、しばらくは資金が溜まるまでお預け。
ギターは弾かなきゃ駄目なんですね。
いい勉強になりました。
GB-10 リペア済み

この投稿は、2008年4月20日 日曜日に、カテゴリー「Everyday I have the Blues (日記の項), Guitar in my hands (楽器・バンドの項)」に投稿されました。
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コメント(5)

koyasuda
 1 

同じ轍を踏まぬように、私が弾いてあげましょう。

2008年4月21日 17:20
 2 

お!とうとう退院したんですね。
いつか、お目にかかれるのを楽しみにしてます(^^*)

2008年4月21日 17:37
Masazumi Ito
 3 

> koyasudaさま

渡したが最後、一生戻ってこないような気がするのですが。。。。。

> tomさま

5/3のリハはこいつで攻めてみたいと思ってます!

2008年4月21日 17:51
くどー
 4 

写真で見た限り、かなり奇麗ですよね。
いいですね〜

次回スタジオ入りの際には、ぜひとも見たい(聴きたい)ですね♪

伊藤さんの良い所は、
こうやって1本1本大切にされているところですよね。
愛着ありますね。

2008年5月8日 23:03
Masazumi Ito
 5 

> くどーさま

はいな!
1本1本大切に隠してまんがな!

2008年5月9日 0:42

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