先日の「同窓会」でたまたま同じテーブルになった kyOnさん、小安田憲司さん、LEOさんとアルバート・キング(Albert King)の話になった。

20年近く昔の日比谷野音での、ブルース・カーニバルの時の話。
ボ・ガンボス(Bo Gumbos)のノリノリの音量のでかさに、バックステージでアルバートご本人がクレームをつけに来たらしいのだが、ボ・ガンボスの皆さんはアルバートが来たので「ワーイワーイ!」てなことになってしまったらしい。
で、たぶんそれが腹に据えかねていたのか、最後にアルバートがステージに出るとおもむろにツインリバーブのすべてのノブをフルにしたらしい。
それも、ひとつひとつ回すのではなく、手を広げて、その手の平を一番左のノブに乗せてから一番右のノブまでサーッと滑らせ一瞬のうちにフルテンにするという荒業だったそうだ。そして、おもむろにパイプに火をつけ、「さあ、どうだ!」と言わんばかりだったらしい。小安田氏もそれを目撃しており「最高にかっこいい」ポーズだったとのこと。そう、パイプ咥えて理知的な感じさえ思わせるアルバートのその行動にLEOさんも「へぇ〜意外な」、私もそう思ったが話はまだ続く。

その後、kyOn氏がこのフルテン一発芸を真似したところ、そんな簡単にスムーズに滑らないことが判明した。
その慣れた手つきから、「あれはな・・・・・、ちょくちょくやっとるわ・・・・・」

たまたま、youtube で発見した Albert King VS Albert Collins の5連発映像。
その1発目の映像をご覧ください。

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開始から45秒あたりでアルバート・キングが後ろを気にし始める。音が小さいのだろうか?
55秒あたりで、フルテンならぬアンプのカバー剥がし!!という暴挙に出る。
そして、満足そうに弾きだす。

やっぱり、こういうヤツだったんだ・・・・・。

すると今度はアルバート・コリンズが自分のアンプの方へ行って何やらやっている(良く見えない)。
たぶんボリューム上げてるんだろうな。
それ見てアルバート・キングもご満悦。

ところで、この映像はいったい何物なんでしょう?

この投稿は、2008年5月29日 木曜日に、カテゴリー「Blues'n Soul (ブルージーな仲間たちの項), Phonograph Blues(レコード,CD,DVD,映像等の項)」に投稿されました。
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コメント(4)

 1 

わははっ。この映像、メチャクチャ面白い!
常々、アルバートといえば、コリンズ>キングな私でしたが、
この映像での、キングが気を良くしてる感じ、大好きです♪
やっばり、結局はこういう人たちなんだね(笑)

2008年5月31日 1:52
Masazumi Ito
 2 

> LEOさま

この時、すでにボリュームはフルだったのでしょうかね?ふつうスピーカーのカバーを剥がすなんて考えませんよね。
ブルースマンの怖さを見せ付けられる貴重な映像でございます。
良い子の皆さん、危険ですので真似しないようにね。
LEOさんがボーカリストで良かったです。

2008年5月31日 13:48
くどー
 3 

こんど伊藤さんも、
>手を広げて、その手の平を一番左のノブに乗せてから一番右のノブまでサーッと滑らせ一瞬のうちにフルテンにする

これ、やってください♪

2008年6月5日 1:50
Masazumi Ito
 4 

> くどーさま

実は・・・・先週のリハの時に、ツインだったのでこっそりやってみました・・・。

引っ掛かって出来ませんでした・・・・・。

2008年6月5日 9:05

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